人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

うんち限界

まだ出ない・・・。

最後に出したのは9月30日の夜中、日付はもう変わって10月1日、

「子猫 ピクピク」を検索しつつ「死ぬのでは」と眠れなかったあの日が最後だ。

4日目に入ってしまった。

お腹はパンパンだ。

私だって平気で放置していた訳ではない。

うちにはPCサイトという名医がいるので、色々調べてみた。

その結果、食欲があるなら3日ぐらいは大丈夫とのことだったのだ。

だから3日まではあまり気にしなかった。

今日4日目に入った途端に恐ろしくなってきたのだ。

期限を過ぎてしまったじゃないか。危険だ。

ここでまたパソコンに走る。

子猫についてこれまでも色々調べてきたが、見てみると

「子猫 おうち」「子猫 おしっこ でない」

「子猫 くしゃみ」「子猫 けいれん」

「子猫 ミルク 飲まない」「子猫 ミルク 誤嚥」

「子猫 呼吸数」「子猫 死」「子猫 授乳 仕事」

「子猫 寝床 写真」「子猫 生まれたばかり ミルク」

「子猫 生まれたばかり ミルク 飲まない」

「子猫 便秘」「子猫 保護」「子猫 目」「子猫 目が開く」

ザッとこんなにあった。

私の心配ぶりが良くわかる事だろう。

さて、便秘についても色々と情報があった。

子猫の便秘は意外と多いのだ。

それらのアドバイス通りにマッサージをしてみる事にした。

最初はお腹だった。

お腹を優しく「の」の字を描くように指先でマッサージ。

・・・効き目なし。

次はぬらしたティッシュでお尻ホールの周りをトントンしたり、撫でたり。

・・・効き目なし。

オリーブオイルをつけて指で直接マッサージ。

・・・お尻がこんもりしてきたが出る気配なし。

ティッシュでこよりを作りオリーブオイルで浸して、ホールにイン。

・・・効き目なし。

つまりビクともしないのだ。

食欲があるうちは心配ないと言うが、出る物が出ないのにこれ以上入れてもいいものなのか。

お腹、パンパンじゃないか。

尻とは裏腹に、子猫はゴックンゴックン容赦なくミルクを飲む。

破けてしまう(泣) 早く病院へ連れて行かなくては。

今日の仕事は今までにないほど順調で、あっという間にノルマが終わってしまった。

これは早く帰れるチャンスではないのか?

「早く終わりそうですね。

「余裕ができましたね。」

「帰っちゃおうかな、なんちゃって。」

こう見えても変に気が弱いところがあり、なかなかハッキリ言えないのだった。

「まだ仕事あるんですか?」

「早く帰れたりする日もあるんですか?」

「今日はもう帰れそうだったりして、なんちゃって。」

結局言い出せなかった。

ところがあまりにも仕事がスムーズに進んだので

「きょうは5時半まででいいですよ。」と言われた。

おぉ・・・、それは良かった。

「家の猫が具合悪かったので病院に連れて行こうと思ってたんですよ。ちょうど良かったです。」

今さら言ってどうするのだ。

「・・・帰りたい時はちゃんと言って下さいね・・・。」

16も年下の上司に呆れたように言われてしまった。

まぁそういう訳でいつもより30分早く上がれたのだった。