結局駅前の「わたみん家」に行くことになったのだ。
昨日散々酔っ払って迷惑を掛けたから
せめて部屋ぐらい片付けて迎えたい。
しかし・・・もう6時半だった。待ち合わせまで1時間。
最短でシャワーを浴びて化粧直し・・・これではいつもの昼休みではないか。
そこで宅急便が来た。
ダンナの田舎からアイスだ。1ダース。
1ダース・・・?
昨日、通販の餃子が届いてやっとの事で冷凍庫に押し込んだのだ。
幸いアイスは1つ1つが小さいので、隙間を埋めるように詰めていった。
もうまったく隙間がなくなったぞ。
今度はダンボールと発砲スチロールの容器だ。
ムムー・・・。片付け始めたのに散らかり始めた。
もう時間がない。限界だ。
流しにドライアイスが残っている。
これ・・・このままにしておいて大丈夫なのか?
火とかつかないか?
水をかけた。
・・・そうだった・・・。10年ほど前のクリスマスパーティーを思い出した。流しは演歌歌手のステージ状態だ。
どうしよう、もう出なくては。
でも流しからは煙がモクモク出ている。猫も驚いて眺めている。
爆発とかしたらやだなぁ。
どうもそういう風に考えてしまうのだ。
電池を逆さまに入れたら、とか
風呂を空焚きしたら、とか
最終的にいつも「爆発する」と思っている。
恐ろしいので熱いお湯をガンガンかけた。
氷と違うかもしれないが、何となくその方が早く小さくなるような気がしたのだ。
ギリギリまで待ったが、残りあと2cmほどのところでもうタイムアップだ。
そのすぐ後に「ほっとけば溶けるさ」とダンナがメールの返信をくれてやっと安心できた。
もうドライアイスはいいよ・・・。もうゴメンだ。
「わたみん家」は安くて変わったメニューもたくさんあって楽しかった。
ただ、空腹に任せて最初に脂っこいものを大量に注文しすぎたため
途中でちょっとウンザリしてしまった。
お腹いっぱいだ。
家に帰って来たが、昨夜酔っ払いの親子ケンカに巻き込まれてほとんど寝てないダンナは
100均の扇子であおぎながら気持ち良さそうに飲んでいる。
「もう寝る」と言ってたけど盛り返したのか?
代りに私が眠くなった。
おやすみなさい。