人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

イチゴジュース

昨日は休日だったから夕方からダンナと飲み出した。

ダンナは思いがけず早くコテッと寝てしまったので

1人でダラダラダラダラ飲んでました。

10時過ぎに眠くなったので「ハンター×ハンター23巻」読んで寝よう!!、

と思ったらダンナが起き出した。

なんだ、入れ違いだなぁ・・・。

でもごめん、本当にねむねむで、ハンター×ハンター23巻読む余力しかないです。

先に寝るぞ・・・。

支度をしてるとキッチンにイチゴとミキサーが出ている。

このカップリングはダンナの仕事だなぁ。

イチゴミルク作るのか?

今までも休日は良く作っては皆にふるまってくれた。

これも・・・ふるまってくれるのかな??

でももう私も娘ぶー子も歯を磨いちゃったし

私はだからハンター×ハンター23巻読む気力しか残ってないのだ。

でももし飲ませてくれるつもりだったらかわいそうだなぁ。

どうしよう。

でももうずっと飲んでてネムネムで、

一刻も早く布団でハンター×ハンター23巻読みたいよ。

「ぶー子ぉ・・。これ見てー。これって作ってくれてるんだよねぇ・・。」

「あー・・・。そうかもねー。」

「私もう限界だからぶー子どうよ?」

「歯ぁ磨いちゃったよー。」

「だよねぇ・・・。」

「お父さん・・・。」

「・・・。」

こういうシチュエーションに弱いのだ。

「いいよ、私起きてるから、作ってくれたら飲むよ。」

「ほんと?」

こうして後をぶー子に託して私はベッドでハンター×ハンター23巻を読んで

力尽きて寝てしまいました。

朝が来ました。

起きてきたダンナは冷蔵庫からタッパーを出して

コップになにやらついでいます。

・・・イチゴジュースだ・・・。

残ったのかな?

あ、しまっちゃった。私にはくれないんだ。

昨日先に寝たから仕返しか?

まぁいいや。朝は忙しい。ご飯の支度だ。

仕事が終わって帰って来て、買い物したものを冷蔵庫に入れようと開けてみると

イチゴジュースの入ったタッパーが入っていた。

あぁそうだった。ダンナ、作ったんだよね。ぶー子は夜飲んだのかな?

ぶー子が帰って来たら聞いてみた。

「昨日あのあとどうした?」

「?」

「ジュース、ジュース。」

「ああ・・・。別に何も。作った形跡はあるんだけど何も言われなかったよ。」

「ほんと?冷蔵庫入ってるんだけど。」

「えー??昨日はくれなかったよ。」

「そっかぁ。」

「・・・。」

「・・・。」

「・・・。」

「飲んじまうか、全部。」

「飲もう♪飲もう♪」

「ナイショね。」

「うんうん♪」

イチゴは冷凍ですがタップリの牛乳とミキサーにかけてありオイシイです。

「人の作ったジュースはうまいねぇ♪」ぽ子。

「人の作ったジュースを隠れて飲むってうまいねぇ♪」ぶー子。

そしてキレイに飲み干し開いたタッパーもコップも洗ってしまいました。

あ、ハンター×ハンター23巻、面白かったです。