人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

グリーンブック

ブリーンブックとは、黒人が利用できる施設をまとめたガイドブックのこと。

まだ人種差別が当たり前のようにあった、60年代の話である。

    

  監督:ピーター・ファレリー

  キャスト:ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ

 

1962年、ニューヨーク。

用心棒として働いていたクラブが改装のため仕事がなくなり、生活に困っていたトニー。そこを狙いすましたように、運転手のオファーが入る。

黒人ミュージシャンのドン・シャーリーの次のツアーは、アメリカでもより差別の露骨なディープサウス。用心棒として名の通るトニーがいれば安心だと考えてのことだったが、トニーもまた、黒人差別者だったのだ。

金のため、ドンに雇われてみたトニーだったが・・・。

 

単純で粗暴なトニー。クソ真面目で世間知らずのドン。

対照的な二人に実は、共通点があったのだ。

つまらぬことにこだわらず、自分の感覚に素直になれること。

二人が仲良くなるのにはさほど時間はかからなかった。

人種差別と言う不愉快な状況も、ドンの意志の強さとトニーの正義感で気持ち良く見ることができた。

まぁできすぎの感もなくはないが、この心地良さはなかなかのもの。

クラシックとジャスの融合のような曲が、凄くカッコ良かった!

 

 

ぽ子のオススメ度 ★★★★☆

ダンナのオススメ度 ★★★★☆