1973年の古い作品。
2017年にリメイクが出ているようだが、スティーブ・マックィーンとダスティン・ホフマンの競演を超えるとは思えず、こちらをおすすめしたい。
監督:フランクリン・J・シャフナー
キャスト:スティーブ・マックィーン、ダスティン・ホフマン
1931年。
フランス領ギアナにある悪名高い流刑地「デビルズ島」に送られた、パピヨン。
無実でありながら終身刑を言い渡され、脱獄の機会を狙っていた。
目をつけたのは、偽札作りの天才と言われるドガ。
ドガに脱獄の意志はなかったが、パピヨンに身を守られるうちに信頼を寄せるようになる。
ドガの協力を得ていよいよその時は来るのだが、こういう時に計画通りに行かないのが世の常である・・・。
アンリ・シャリエールの自伝を基にしたという実話に基づいた作品とのことだ。
とにかく色んなことが起こる脱獄劇だが、事実であることに驚きである。
多くの偶然に助けられているあたり、実に幸運な人と思いたくなるが、駆け引きに長け、時に冷血になれる判断力とためらわない実行力を持つ彼が自らの力で引き寄せた幸運なのかもしれない。
ただところどころ説明不足で、「それはどこから来た?」「なんでそうなる?」という場面がフィクション臭さを出してしまっていたのが残念。
ぽ子のオススメ度 ★★★☆☆
ダンナのオススメ度 ★★★☆☆