森の中で豚さんと暮らす男性の物語。・・・とホンワカしたものを想像したが。
監督:マイケル・サルノスキ
キャスト:ニコラス・ケイジ、アレックス・ウルフ
ロブは森の中で、トリュフを探し当てるトリュフ豚と静かに暮らしていた。
電話も置かず、会うのは週に一度トリュフを買い付けに来るアミールぐらい。
ところがそんな平和な生活も、ある晩、豚を奪われることで一変する。
大切な豚だ。絶対に取り返す。
犯人を追うためにロブは、以前暮らした街へアミールと戻ることになるのだ。
そこに残る、過去のロブの痕跡。ロブの過去を知るにつれて、アミールの態度も変化していく。
そして犯人の手掛かりは、意外なところへと繋がっていく・・・。
変化には乏しいが、どの場面にも切なさがつきまとう。
ここには、同じように、過去に自分を変えられてしまった男がいた。
それでもふたりともその思いを封じ込め、現在と折り合いをつけて生きていたのだ。
豚をめぐっての攻防戦も、なぜかどこか暖かい。
そんな感じが心地良かった。
ただ、ストーリーは淡々として、起伏に乏しい。
伝えたいことも漠然としていて分かりにくかった。
娯楽的ではない。
ぽ子のオススメ度 ★★★☆☆
ダンナのオススメ度 ★★☆☆☆