土曜日のライブでは、ツェッペリンのコピバンの他に、ストーンズでも出演したのだ。キーボード。
アドリブ苦手なんで、私にとっては非常に難易度の高いポジションであった。
練習・・・ったって、譜面通りに弾くような曲じゃないのだ。
アドリブができないので最初の頃はいちいち譜面に起こしていたが、もう今はコードと印象的なフレーズだけである。
そのコード弾きと印象的なフレーズをただ弾く。
上手いキーボーディストさん来てますし、私ぁホント、恥ずかしいよEE:AE4E6
それでもこうして何度も弾いていくうちに、ロックンロールやブルースで「出すべき音」が、少しずつ感覚的に分かって来たのだ。
いかんせん感覚なのでギャンブルだが、コード弾きよりはいい。変な音を出したら、次の音で辻褄を合わせればいいのだ。
リハで少しずつ、こういう領域を踏んでいく。
で、本番。
家から楽譜を持ち出す時に1曲抜けてしまい、楽譜が足りなくなっていた(笑)
非常に焦った。どうする。
幸い素直なスリーコードのロックンロールだったので、ヤケクソで弾いた。
そればかりか、譜面立てが2回も倒れ、譜面が床に散ったEE:AEB64
こうして今回は楽譜に頼れない場面が出て来てしまったのだが、これが、楽譜なんてない方が自由に弾けるじゃないか。
自分でも驚いた。
コードしか書いてない楽譜を見たって、コードしか弾けない。
いっそコード概念なんか取っ払ってしまった方が、生きた音が出るということに気がついた。
もちろん、それなりのスケールに則っての前提になるが、楽譜を見て弾いているうちはこの「スケール」を取り込むことができない。
私はもっと、適当に弾くべきなのではないか。
もっと恥をかくべきだ。
そして精度を上げていく。
アドリブが弾けないと言うと、「場数を踏むんだよ。」そんな風に言われたことがあったっけ。
踏みたくないけど、踏もうかなEE:AE5B1
ここにも転機があった。