主人公を演じたロバート・レッドフォード、この当時は65歳であった。
むっちゃくちゃカッコ良かった~~EE:AE5AF
監督:ロッド・ルーリー
キャスト:ロバート・レッドフォード、ジェームズ・ガンドルフィーニ
重罪人ばかりが入れられるという、悪名高い軍刑務所に入れられたアーウィン元中将。
軍人ならその名を知らない人はいないだろうというほどの立派な人物であったにも関わらず、刑務所に入ってしまえば一囚人である。
「しかるべき刑期を終えて出て行くだけ」と思っていたアーウィンだったが、この刑務所の劣悪な環境に立ち向かうべく、いま一度「中将」としての威厳を発揮する。
え~~、その方法というのが刑務所の奪取になるのだが、どうしてそうなるのか??
もうこの映画は、先にこの奪取劇の構想ができて、他は後付けしたんじゃないかぐらいなストーリーである。
それだけに終盤の壮絶な戦いに、見ごたえはある。
武器を持たぬ無力な囚人が、特殊部隊を抱える刑務所を制圧しようというのだ。その作戦は面白いものがあった。
また、裏切り者のイエイツがどっちに転がるのか、勝敗の鍵を握るだけに、これも大きな見所である。
しかしストーリーはベタ。
極悪非道の刑務所長、荒くれ野郎どもの団結、分かりやすい死亡フラグ、拷問に近い懲罰に耐え抜く中将。
その中将が懲罰を終えて房に戻る際、囚人たち全員が(全員です)ドッグタグで鉄格子を鳴らして迎えるシーンなど、ありがち感が漂う分かりやすいシーンである。
まぁ「ベタだ」などとつまらない突っ込みを入れなければ、楽しめるだろう。
やっぱり正義は美しいし、気持ちの良いものなのである。
ぽ子のオススメ度 ★★★☆☆
ダンナのオススメ度 ★★★★☆