暑くなって来たのとダンナが繁忙期で帰宅が遅くなったのとで、もう休肝日など考えずに飲めるったけ飲んでいる。
とは言えスタートが遅いので量的にはそう深酒にはなっていないはずだが、深刻なのは寝不足の方である。
酒パワーで元気が出てしまい、寝るのが遅くなる。
後悔するのは次の朝である。
昨夜も酒パワー全開で、私はいい事を思いついたのだった。
そうだ、夜更かしして寝る前にも子猫にミルクをあげよう。
病院に連れて行ったが、風邪の方はそうひどくない代わりに「ちょっと痩せ気味ですね」と言われたのである。
私は数字に弱い。
計算も弱いが、「平均がいくつである」と言われると平均値から外れた場合に酷く不安になるのである。
子猫にあたっては、まるで新米ママのような心境である。
毎日最後のミルクは12時だが、ここは夜更かししてもう1回飲ませてやろうと考えたのだ。
こうして夜更かしと飲酒を自らに許可し、堂々と深酒をしていたのだった。
布団に向かったのは2時だ。
ここから子猫の排泄の介助、離乳食ひとくち、肥えろやミルクの開始。
しかし順調なのはオシッコだけで、離乳食は相変わらずひとくち、まぁその分ミルクを飲んでくれればいいのだが・・・。
この頃チビスケはミルクを飲む勢いが凄く、ンゴクッ、ゴキュッ、グビギュッ、グホッ、と、むせるギリギリ手前のような飲み方をしていた。
飲む力がついてきて頼もしいと思っていたが、いつか誤嚥するんじゃないかと不安になってきた。
あれは自分でコントロールして飲めているのだろうか。
そういえばこの頃、哺乳瓶の飲み口がゆるくなってきたのか大きくなってきたのか分からないが、すぐに中身がこぼれるようになっていた。
以前はそんな事はなかったのだが、下に向けただけでポッタリとしたたり落ちる。
もしかして毎日吸っているうちに広がってしまったのか。
そんな事を思っていたので、私はこの時新しい吸い口(乳首、って言いにくいねんEE:AEAC5)に取り替えてみたのだった。
これが吸い付きが良く、いつまでも離さない。
時間はかかるが、安定した飲みである。
ゴロゴロゴロゴロ・・・。
やがて吸い付いたまま喉を鳴らし始めた。
なんだ、余裕だな。
つーか中身、全然減ってなくないか?
チビは目を閉じて静かに口を動かしている。
しかしゴクンと喉を鳴らす音がしない。
これは・・・、単なるおしゃぶり状態である。
飲酒後の深夜2時過ぎ。
私は猛烈に眠くなってきた。
仕方ないので哺乳瓶をチビの口に含ませたまま、ゆっくり体を横にしていった。
すると哺乳瓶の角度が変わってしまったのか、ポロンと口から外れてしまった。
残ったミルクは持ってきた時とさほど変わりはない。
なのでもう一度私は体を起こして口に入れさせると、呆気なくチビはまたチュチュチュと吸い始めた。
気に入ったようで、目を閉じて喉をゴロゴロと鳴らしている。
前回のミルクの飲みがあまり良くなかったので何としても飲ませたいのだが、こんな状態でいつ飲み終わるのだろうか。
しかし何で夜中の2時に、飲みにくい吸い口にして持っていくかね、ぽ子よEE:AEB64
ラチが開かないので、最後には適当に切り上げてしまった。
いくらも飲まなかった。
次回からまた、ガバガバのユルユルを使うことにしよう。
当然朝になっても眠く、これは天災だと言い聞かせてまたソファで眠るのであった。