ここはカレー本に載っていたらしい。
ダンナが「カレー」のジャンルとして、ここを選んだのだ。
ここにはカレーラーメンがあるのだ。
私は何の前知識もなく来てしまったのだが、着いてみて、メニューが多いので迷うことになってしまった。
塩、醤油、とんこつ、つけ麺、カレーラーメン、etc・・・。
基本と思われる「豚そば」が豚骨だというので、それを頼んだ。
一体どんなものが出てくるのか、想像もできない。
Beginのボーカルに似た店主はとても気持ちの良い接客をしてくれ、サービスにジュースまでつけてくれた。
接客がいいと、こちらも気持ち良く過ごせるものである。
おのずとラーメンへの期待が高まる。
九州系のとんこつであった。熊本っぽい感じだ。
こってり系だがクドさや重さはなく、クリーミーなものだ。
まろやかで深みがあり、飲みやすいが軽い感じではない。
自家製と思われる麺は、絶品だ。
昔近所にあった自家製麺を出していたラーメン屋のものに似ていた。
とても好きなラーメン屋だったのだが、軽くシンクロした。
コシのある細麺である。
ボキボキ感はないが、ギュギュッとギッシリ詰まった感じのコシがある。
トッピングも申し分ない。
半熟の卵など、有料トッピングのところも多いのに、太っ腹である。
コリコリのきくらげにネギも相性はいいし、チャーシューは柔らかく味のしっかりしたものが2枚。
その上にすったゴマらしきものがタップリ乗っている。
見た目の美しさだけでなく、味も飽きさせない工夫が凝らされている。
味的には斬新なものはないが、「キッチリ仕事をしている」という隙のない1杯であった。
メニューの多さが気になったが、相方が食べたものもとてもおいしかった。
ぜひもう一度来て、今度は違うものも食べてみたい。
ぽ子評価です。5段階で、
スープ:普通だけどとてもおいしい。「4」。
麺:このコシ、好きだなぁ。「4」。
具:デフォルトでこの彩。「5」。
総評:斬新さはないけど、「4」。
「豚そば」