またはダンナの誕生日とも言う。
朝まで飲んだので、激しい二日酔いである。
上着も着たまま、前日の格好のままでベッドに寝ていた。
ウゲロ、喉渇いた。
動くのも辛かったが、このまま布団に入っていても渇きは癒されない。
頭痛も酷い、薬を飲みたい。
観念してリビングに下りる。
ゴッド、飲み物が麦茶しかない。
コーラかスポ-ツドリンクッ!!
麦茶の出番はその後なのだ。
買いに行くしかない。まぁ歩いてすぐのところに自販機がある。
幸い洋服着たままだ。おでかけ着だぞ。
私はおもむろにエルにリードをつけ、片手で抱えて家を出た。お散歩兼、だ。
実はまだ酒が抜けてなかった。エル、ごめんにゃ。
寝起きと頭痛で目が開かない。
シブ目のまま行って帰ってきた。
アクエリアスを1本飲むと、「ラーメンどこにする?」とダンナ。
う~、気持ち悪いが、食べないとかえって良くない。
ラーメン屋に向かったが、食べる寸前にトイレで吐いた。
アクエリアスとコーラを混ぜた味がした。
ラーメン、半分でギブアップ。
家に帰ったら又すぐに寝たが、6時頃だろうか、目が覚めてからはいい加減眠れなくなった。
まだ頭が痛かったから動きたくなかったのだが、うー、ダンナの誕生日じゃないか。
去年もこんな感じでヒンシュクだったのだ。
ゆっくり体を起こして部屋を出る。
服は半分着替えていた。
下はパジャマのズボン、上は脱げるだけ脱いでキャミソール1枚だ。
頭をボリボリ掻きながら目シブで階段を下りようとしたら、そこに、見たこともない若い男が立っていた。
「イヤーーーーーーッッ!!」
絶叫して後ずさると、彼は小さな声で「こ、こんばんは。」と言った。
「イヤー!!イヤー!!」と叫びながら寝室に戻ったが、誰??こんばんは??
あ、もしかして。
ぶー子の彼氏であった。
ひえっ、こんなカッコ。ついでにちゃんと書くと、キャミソールは露出度が高いので、ブラのヒモが見せブラ状態で丸見えであった。
この彼、前回帰る時に挨拶をしないで帰ったので、「挨拶なしかよ。」とぶー子に言ったのだが、今回は私の方が失礼極まりなかった。
あー、恥ずかしい。
ダンナの誕生日である。
ピザのLサイズを食べてサワー1杯飲んだら眠くなった。
台場で買ったダリとロックウェルの画集を持って寝室に行く。
ダリとロックウェル。
ダリと・・・、
ロックウェル。
昔カセットテープのA面にRCサクセション、B面にリチャード・クレイダーマンを録って周りを驚かせた事があったが、それに匹敵するこの組み合わせである。
で、夢見の悪くなりそうな方を観てから寝た。
二日酔いで終わってしまった。
今年もごめんなさい。