人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

延命

寝込んでいたので、調理ということをまともにやっていなかった。

ずっと気になっていたのだ、元気になってまず着手したのは野菜の調理である。

というのも、日曜日に片品へドライブに行った時に、しこたま野菜を買い込んであったのだ。

何となく野菜が高い、と思っていたところに、新鮮野菜が激安。戦後の闇市がごとく(生まれてません)、ウハウハ買い込んで来たのであった。

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そして、それらが入っていた保冷バッグを開け、愕然とした。

・・・・・腐っとる・・・。

半分ほどが、腐っていた。

買った時は見るからに新鮮でピンとした野菜ばかりであった。

中にはビクともしなかったものもあったが、ダメなものは絶望的にダメ、と両極端な結果だ。

まぁ良く考えれば、そりゃそうだ。保冷バッグと言えば聞こえはいいけど、保冷剤が入っていたわけでもなく、放置と同じだ。

 

言い訳がましいが、私は最近、野菜の保存法をいちいち調べてそれに倣うようにしている。

なにしろすぐ忘れて放置だ、冷蔵庫の野菜室は1ヶ月もすればどえらいことになる。

せめて然るべき保存法を守れば、もう少し猶予ができるのではないかと思ったのである。

そしてこれは非常に有効であった。もつもつ!!野菜たちの寿命は劇的に伸びた。伸びただけでなく、それなりに鮮度も保たれている。

一番びっくりしたのは、セロリ。

水に浸けておくといいとのことなので、ざっくり切って水の入った保存袋に入れて冷やしておいたのだ。

もう一週間以上経つが、買った時よりもパリッとしている気すらする。というか、早く使えって話(笑)保存袋に穴が開いたらしく、野菜室が水浸しになっていた。

 

 

こんなことならサッサと闇市の、保存の処置だけでもするべきだった。

あんなに新鮮だったのに。

ちなみに生き延びたのは、ピーマンとズッキーニ。タフだぞ。

甘長とうがらしは、まぁ頑張っている方。

トマトは白カビが生え、オクラはところどころ痛んでいた。

ししとうはほぼ全滅。

理科の実験か。夏休みの自由研究か。こんなことにばかり詳しくなっていく自分が情けない。

番外編。早めに火を通しておいたとうもろこしは、甘くて激旨であった。ほぐして、ダンナの弁当箱のご飯入れるところに詰め込んでおいた。驚け。

 

それにしても、やりきれない。あれを、ちゃんと鮮度の高い時に美味しく食べたかった。

悔やみながら野菜室から、ピッチリとラップに包んであったナスを取り出す。こうやって保存しておけば、こんなことにはならなかったのだ。ラップを剥がしていく。

・・・・・腐っておった。

そういえば、これを買ったのはいつだったか。保存法も、永久ではないことを思い知る。

 

下手に保存の処置などすると、逆に甘えが出てしまうのが難点であった。