長い時間をかけてVHS-Cのホームビデオのダビングは終えたが、まだ続きがある。miniDVが18本。
これをダビングするには本体が動かなくてはならないが、どこが悪いのかさっぱり動かなくなっていた。
これを直すのか。中古で探すか。
他にもダビングの方法はあったが、いずれにしろ何かを買わなくてはならない。
そしてそれで終わりではなく、また18本のテープを流しながらダビングしていかなくてはならないのである。やることは「放置」だが、結構気を遣う作業であった。なので「業者に頼みたい」とお願いしたのだ。もうこれ以上増えるものではないから、いつまでもここでグダグダさせたくない。なにより、現状では観ることもできないのである。このままただ劣化させていくのでは、劣化の研究以外に撮った意味がない。
18本で7866円。
ついでに分解して壊したVHS-Cもお願いした。修理、1020円。ダビング3本1311円。
長く待てれば安くなるので、半年コースにした。ダビングスタジオ。
そして、待ちに待って、そのうち忘れ、忘れているうちに作業終了のお知らせが来たのだ。そして届いた。こうなると、早く観たい。
週末に、昼から家で飲みつつ鑑賞することにした。「昼から」の必要があったかどうかは問わないで欲しい。
ディスクにナンバーは振ってあったが、そもそも依頼した時点でテープに何も書いていなかったので、どれに何が入っているかは分からない。便宜上付いている番号である。
その「1」を入れてみる。
1999年7月。イタリア・フランスへ旅行に行った時のものであった。
念のため、我が家はそうそう海外に行かれるような環境になどない。旅行好きな父が強く誘って来たのである。ちょっと無理をしたが、とてもいい旅だったので行って良かったと思っている。
父の旅行は、計画するところから始まる。全て自分で計画、手配し、コースだけ決めて宿はほとんど行きあたりばったり。
安くあがる利点もあるが、なによりお仕着せでない自分のためのわがままな旅ができる良さがあった。トラブルもある。しかしそれすらも、旅の醍醐味となり得る。まぁ終わってから言えることではあるが。
この旅では、イタリア・フランス間を行き来しつつ、途中でモナコに寄った。ダンナの希望であった。そう、モナコと言えば、F-1の市街地コース。
そこをタクシーで回ってもらったのだ。
スターティンググリッド。
カタコト英語同志の会話でもギリギリ意思疎通できているのが面白かった(笑)
有名な、
ヘアピンカーブ。
写真を撮ってる人も多かった。
トンネル入り口。
トンネル内。
出口へ。
他にも城塞のようなところを見学していたが、一体それが何なんだか聞きも調べもした記憶がない。若さとは、バカさである。もったいないとも言う。
モナコと言えば上流階級の避暑地、リゾートというイメージだったが、かのモンテカルロの駅は日本の田舎の無人駅とさほど変わらなかったので肩透かしであった。
下車した人も少なく駅は閑散としていたが、トイレに入ったら利用料(チップ??)の徴収ためにトレーを掲げて微動だにしない兵隊のような人がいてビビッた。誰もいない時はデロンとしてるのだろうか。
2本も観たら、グデングデンに酔っていた。後の1本はほとんど記憶にないことを考えると、きちんと観られたのはたったの1本である。
こりゃ全部観るには、時間かかりそうだぞ・・・・・。