人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

48歳、お支度の難

世間ではアラフィフと言われるような年齢になってしまったが、お恥ずかしいことに、どうやら私には人並みの常識というものが備わっていない。

そういったものに無関心だったため、どれほど自分が常識なしだということにも、長い間気づかずにきてしまったのだ。

後になって、穴があったら入りたいほど恥ずかしい思いをすることが多くなってきた。

やっと常識を意識するようになった表れであろう。

もうすぐ結婚式がある。

披露宴というのか?その辺の違いも良くわからんのだが、とにかくその辺りのにお呼ばれされたのだ。

これまで結婚式はほんの数回しか参加したことがなく、そして私は常識になど無関心でいたので、おそらくトンチンカンな格好になっていたはずだ。今知った。

なぜならサンタイザベル・ぽ子48歳、やっと自分の常識に不安が出てきたから調べたのである(笑)

まず、何を着ていこうかと考え、過去2回着ていったワンピースを思い浮かべた。

古いほうだと10年ぐらい前にはなってるかなEE:AEB64

膝丈の、花柄。

さすがにそれはどうか、48歳。

そこで前回同様ヤフオクで検索をかけてみたのだが、ドレスだ。引っかかるのはパーティドレス。

それもみんな膝丈のヒラヒラ、リボンにレース、肩、丸出し。

可愛い、危うく3年前なら着ていた(笑)

さすがにこれはダメか。しかし、パーティドレス・結婚式、などで検索すると、そんなものばかりである。

ターゲットを「スーツ」に変えてみる。

う~~ん、これはこれで・・・、なんというか、授業参観のお母さんか和田アキ子みたいなのばかりだ。

パーティドレスとスーツの中間ぐらいのはないのか。

そこで「アラフィフ 結婚式 服装」で今度は調べてみた。

まぁ今どきはだいぶ自由にはなってきているが、やはり選択肢としてはパーティドレス。体の線が出ないものということでタイトは却下。

となるとやはりヒラヒラドレスということになる。

しかし年齢的にはあんまりヒラヒラするな、露出するな、地味にしていろ、と手厳しい。

かといって、ロングスカートだとオペラ歌手みたいにかえってド派手で目立ちそうである。

これも、「ふくらはぎ丈」などという中間の丈が、全く見当たらない。ドレス界の異界なのか。

そして、ババアは地味にしてやがれ、と同時にめでたい席だから「華やかにせよ」という。

幸いコサージュは買ってあったが、アクセサリーは500円以下のものばかりで、目いっぱい大きくても派手でも、ドレスに合わせるとカジュアルに見えてしまうものばかりだ。

ハッ。

タンスの引き出しを開ける。

あったEE:AEB64

昔バンド仲間がくれた、奥さんが使わなくなった衣装一式のひとつだ。

大きなネックレスとカチューシャ、揃いのイヤリング。ついでに10センチ級のハイヒールと全身スパンコールのボディコンシャス(笑)

まぁアクセサリーはこれで間に合うかEE:AE5B1

バッグは、ポシェット、クラッチバッグなど小ぶりのものひとつだけ。

サブバッグもフォーマルなものにして、クロークに預けろ。

バッグ~~EE:AEB2FそうだったのEE:AEB2F今までどうしてたっけ、思い出したくないEE:AEB64

これ買わなきゃかしら。

靴は3センチ以上の細ヒール。つま先、かかとの出ていないもの。

これなら私のとぶー子靴で何とかなるか。

色、赤、グレー(超高ヒール)、茶色(超高ヒール)、黒スパンコール(ブカブカ)。

なんかヤバい気がしてきた。

髪型は、下ろしっぱなしは失礼。

ハハハッ、今までどうしてたかしらEE:AEB64美容院でセットとかしたことないよ。

自分でできるヘアアレンジというのを見たが、自分でできるように説明してあるサイトは皆無であった。

写真だと、コマが飛びすぎて「いつの間になぜそうなってる??」という状態、文章の説明だと言ってることがわからない。

いずれにしろ、いきなりは無理だ。

写真と文章の足りない部分は想像力で補い、練習しなくてはなるまい。

思ったよりも準備が大変だということが分かった。

しかし、分かって良かった。また恥の歴史を積み重ねてしまうところであった。

ところで私はこうしてドレスアップしていくことになったのだが、酔いどれバンド仲間の男性陣のフォーマルも、実は楽しみである。

そして何より、新郎新婦の晴れ姿。

品川から無事に帰ってこれるかしらEE:AEB64