ライブ当日。
やれるだけのことはやった。
あとは「これらをこの通りやればいい」だけである。
ライブも回数を重ね、だいぶリラックスしてできるようになってきた。
以前は「失敗しないように」ということで頭がいっぱいだったところ、この頃は「一番いいところを見せたい」と思うようになったのだ。
そういう意味では、楽しみですらあった。
あまり緊張も感じず、ただ練習の成果をそのまま出せるだろうかとそれが少々不安なぐらいであった。
ところがいざ会場に入り、出番が近づいてくると、否応なしに緊張してくるのである。
今回はそこそこ仕上げてきただけに、やはり失敗などしたくないのだった。
ええいちくしょうめ、さっきまで楽しみにしていたぐらいなのに、緊張してくるとは困ったことになった。
緊張など、本当にロクでもないものだ。
いつも通りにいかなくなるじゃないか。
私は「緊張」について、考えてみた。
なぜ緊張するんだろう。
あんなに練習した。
そこそこ自信もある。
楽しみですらあったのに、なぜここまできて緊張するのだろうか。
それは、「失敗したくない」、そこにかかっていた。
その気持ちは、これまでの「失敗したくない」という気持ちとは違う。
恥をかきたくない、迷惑をかけたくない、というネガティブな失敗ではなく、ベストを届けられないという失敗であった。
自信がついたらついたで、また別の意味での失敗が怖くなってきたのである。
本番よりリハの方が良かったという話は、良くある話だ。むしろその方が多いんじゃないか。
たった1回のそこにベストを持っていくというのは、難しいことだ。
そこへ環境の違いや緊張が加わり、より難易度は上がるのである。
な~んて考えると余計に緊張するよEE:AEB64
頼むよ、今回は仕上げてきたよ、それをそのまま出したいよEE:AE5B1
EE:AE53AEE:AE53BEE:AE53AEE:AE53BEE:AE53AEE:AE53BEE:AE53AEE:AE53BEE:AE53AEE:AE53B
「緊張する」ということについて調べてみた。(NAVER なぜ緊張してしまうのか!?色々な場面での【緊張する理由】と【解決策】参照)
動物が緊張するということは、防衛本能であるらしい。
狩りに出るとき、未知の世界に入るとき、そこに緊張なくしては自分を守ることができない。
ある程度の緊張はノルアドレナリンを分泌し、集中力や身体能力を上げるとのことだ。
つまり、大事な場面での適度な緊張は、あった方がいいぐらいなのである。
あくまでも「適度」だ。
緊張を意識しすぎると更なる緊張を呼び、アドレナリントゥーマッチ、自律神経のコントロールが効かなくなってくるのだ。
そしてそんな状態に追い込むのは他でもない自分。
そうならないようにできるのも、自分しかいないのである。
緊張の原因は、
①準備不足
②相手への苦手意識
③自分の実力以上のものを出そうとする
④緊張は悪いことだと思っている
・・・など。
なるほど、①についてはもっともっともっともっと練習することで、回避できるのかもしれない。
ちなみにここでの例として、スティーブ・ジョブスはたった5分のプレゼンに数百時間の準備を費やした話が載っていた。
まぁ限界がありますがね。私らにも生活があるのだ。
②も、なるほどだよなぁ~。
バンドで練習してるときには緊張しないもんね。
お客さんに対して恐れを抱いていたのは確かだ。
みんな友達だと思えばいいのか。思えるかなEE:AEB64
③、今回これが大きかったかも~EE:AE5B1
どうせぽ子はぽ子だ、ぽ子程度を見せるつもりでいけば、もうちょっと緊張しなかったかもしれない。
欲をかいた。
④、実は前日ダンナの前で弾いたのが、一番出来が良かった。
ほどほどの緊張だ。
緊張を回避しようとせず、「ほどほど」は自分の能力を上げる味方だと思えと。
こう考えると当日は、緊張するしかない展開だった訳だ。
今後はもっともっともっともっともっと練習して、当日は開き直る。
やっぱり、ちょっと飲んでからやろう(笑)
よっしゃ、次かかって来いや~~~EE:AEB30
ステージでまたやらかしてやるわEE:AE4E5