<<昨日書いた記事ですが、下書き中に日付が変わってしまったので今日UPしましたEE:AEAD9>>
「上で寝たら?」
ダンナが起きて来てソファで寝ていた私に言ったが、眠い人間は寝れる環境であれば寝るだけである。
動きたくなどないので、「あと5分」と言ってしぶとくそこで寝ていた。
どうやらダンナは録画してあったF1の予選を観たかったようなのだが、邪魔な私をどかすことは諦めて、ボリュームをしぼって同じソファで観始めた。
次に目が覚めた時には、ダンナはいなかった。
娘ぶー子がバイトに出かける気配があったが、彼女はひとっことも私に声を掛けずに出かけて行った。
泥酔してベッドにすらたどり着けずに眠りこけている母親を軽蔑しているのだろうかと思うと、恐ろしくてこちらから声も掛けられなかった。
行ってらっしゃい頑張ってEE:AEB64
かったるいので目が覚めてもそのまま寝っ転がっていたが、それにしてもダンナはどうした?
そのうち現れると思っていたのだが、どこにいるのか現れる気配がない。
おかしいな、寝てるのか?
隣の部屋を覗いてみたが、いない。
出かけたのかな?
くそー、起きてしまったから、ついでに2階の寝室に行って寝ることにしよう。
2階の寝室のドアを開けると、ダンナはそこでエルと寝ていた。
そして私の気配で目を覚ましたダンナは、「気持ち悪い・・・。」と苦しそうに低くつぶやいた。
二日酔いか。珍しい。
滅多に二日酔いにならないダンナだが、これは相当酷いようである。
「ビールでも無理?」
私達はこのように、その時に飲める酒の種類で二日酔いの酷さの度合いを測る。
ビール、サワーなどが飲めれば、まぁギリギリ大丈夫というところだ。
この時はビールすら無理という結果だった。
そういう時は「じゃあ芋焼酎は??」と追い討ちをかけると、面白い反応が見ることができる。
「や、め、て・・・。」
ダンナは弱々しく言った。
そう言われると次々にあふれ出すサディスティックなシチュエーション。
「ほかほかの芋焼酎のお湯割り。」
「車の後部座席で飲む芋焼酎。」
「観光バスで飲む芋焼酎。」
「タクシーで飲む芋焼酎。」
珍しくダンナは私に向かって「うるさい!!」と言った。
これではラーメンどころではない。
何か軽くお腹に入れるかと聞くと、味噌汁が飲みたいというので私が心をこめて作った。
お湯を注ぐだけの味噌汁。
これを飲んでしばらく横になっていたが、やがて決心したように起き上がり「シャワー浴びてくる。」と言った。
おっ、麺類行く準備ですね。
ダンナがシャワーを浴びている間、私はパソコンで麺類系の情報をチェックしていた。
ところがダンナがシャワーから出た時、私はソファで伸びていたのだった。
「・・・気持ち悪い。」
このように時々、遅れて二日酔いの症状が出ることがある。
ダンナもF1観ていたときには元気だったのだ。
もうすっかり元気になっているダンナの反撃が始まったが、「フーン。こりゃ観光バスでアレを・・・(笑)」などと肝心な部分にはモザイクをかけてくれたあたりが大人であった。
お湯を注ぐだけの味噌汁、今度は自分のために心をこめて作る。
シャワーに入る前には「昼に食べるものは具合の悪いダンナに合わせるから」と言っていたのだが、私に合わせてもらった(笑)
うどんと迷ったが、ちゃんぽんだ。
これは野菜もたっぷりでオススメだぞー。
二日酔いは、腹が減るのである。
恐らくアルコール分を分解するのに通常より多くのエネルギーが必要になるからだろうと私は勝手に思っているが、ちゃんぽん食べて買い物したらまた腹が減ってきた。
一度家に帰って、つけ麺屋の夜の部に行く事にした。
家に戻ると、娘ぶー子がソファの上にあぐらをかいて、「龍が如く」をやっていた。
「龍が如く」とは、ひたすらケンカで人を倒していくチンピラゲームである。
バイトとダンスと彼氏でほとんど家にいないぶー子だが、おっといたのか、それならちょっと話がある。
ゲーム上のケンカはパッと見でも結構強そうな事は分かったが、学校の成績がこれでは困る。
「身近な物理」が評価対象外で不合格になっているが、評価対象外っちゃどうゆうこったと聞くと、「こんな授業、取った覚えがない」と言うので脱力した。
私には大学の授業のシステムが良く分からないが、取った覚えがない授業が取った事になっているという状態に、評価対象外になるまで気付くことができないのだろうか?
説教は学校にするべきなのかぶー子にするべきなのか、怒りの矛先すら分からない状態である。
つけ麺食べている間に、「ちょっと言い過ぎたな」と私も反省しつつ家に戻ったのだが、ゴキブリが出た。
特大のゴキブリでさすがに私もたじろいだが、ぶー子が「どれ!私がぶっ叩く」と言って丸めて持ってきたものは、大学の成績表であった・・・。
さて、飲んでいる。
芋焼酎のロックでもお湯割りでもウェルカムだEE:AEACD