人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

辛うじて

ゴールデンウィーク、第一日目である。

ビッシリ予定を入れたが、とにかく夜更かしをしない事と飲みすぎない事が、翌日の行動への鍵になる。

初日のその鍵を握っていたのは昨夜であった。

二日ぶりの酒は非常に旨かったが、ダンナが帰宅したのは10時、乾杯は10時半である。

繁忙期に入ったダンナは残業続きだが、やはり仕事が忙しくなると色々とストレスがあるようで、しばらくは仕事の話をしていた。

テレビをコンポに切り替えると今度は音楽の話になり、やっとGWの予定が決まった頃にはもうその時間すらわからない程酔っていた。

寝た時間も分からない。

寝坊したのは眠かったからではなく、頭が痛かったからである。

昼になってしまったので観念して起きたが、昨日の飲み過ぎを悔いた。

今日の予定は練馬から桜台を歩くウォーキングで比較的楽なものだったが、頭痛を抱えてのスタートである。

天気とは逆に、気持ちは暗かった。

時間が経つにつれて悪化する二日酔い、というものがある。

まさに今日はその日で、バスに乗り、電車に乗っている間にどんどん気持ち悪くなってきたのだ。

練馬に着くとまずラーメン屋に入ったが、私はトイレに行って便器に顔を突っ込んだ。

しかしお腹の中に何も入っていなかったからか、グゲ、と大きなゲップを出しただけで席に戻る事になった。

参ったね、これは。

転機はラーメンだった。

食べた事によって吐き気が落ち着き、先に飲んでいた鎮痛剤も効いてきて元気が戻ってきたのだ。

4月29日、晴天、ゴールデンウィークの幕開けである。

ここからが本当のスタートなのだ。

それにしても、喉が渇く。

二日酔いの脱水症状かラーメンをスープまで飲んだ事かわからないが、とにかく渇くのでコンビニで飲み物とアイスを購入する。

ジュースで喉を潤して、「アイスの実」を食べる。染み渡るような旨さだ。

外はもう初夏の陽気だ。

とうとう春を実感しないまま夏に一歩入ってしまった感じだが、強い風も心地良く、いい季節である。

なぁんて事を考えながら歩いていたが、また体に変化が現れた。

「ちょ・・・、苦しい・・・、かもEE:AE5B1

たらふく食ったラーメンが水分で膨らんだのか、お腹がパッチパチに苦しいのである。

しかし喉は容赦なく渇くので、苦しくても水分を摂らずにはいられない。

そんなんで、いつまで経っても楽にはならない。

やっと麺がこなれてきた頃にはウォーキングの終点・桜台に着いていた。

こんな感じで、二日酔いで台無しの休日になってしまった。

辛うじて予定だけはクリアしたが、先が思いやられる結果である。

明日1日仕事に行けば5連休となるが、その前に会社の飲み会がある。

また同じ失敗をするのか?

するんだろーなぁ・・・。