現在5時30分。
朝だ。
眠い。
終わった。
まずハンゲに一言、言いたい。
入魂祭最終日のシクレタイムにメンテとは、どういうこったとEE:AE4E5
と言いつつ、どこかホッとしている自分もいる。
夜のシクレが紅に回ってしまったので、チマチマ稼ぐよりなかった。
VS紅、と言うより、猟団内の順位争いである。
2位のダッキーとは400近く離してあったが、今夜、やはり彼は現れた。
そもそも全てが違いすぎるのである、技術も装備も時間も。
ダッキーがINした時点でもう1位は危ういと思ったが、彼が本気で私を抜かそうとしている事が分かると、私も負けられない気持ちになってきた。
会社の仲間が落ち、別のフレとベッチャラクッチャラくっちゃべってる間に、「もうすぐ抜かれますよ」と教えてくれた人がいた。
こりゃまずい、早く私ももっと入魂しなくては、と思ったのだが、一緒に回る人がいない。
勇気を出して求人区で部屋を作って募集をしたが、なかなか集まりそうもないのでゲリョスやドドブラをひとりで相手にしていた。
しかしどちらも面倒になって、結局リタイヤしてしまう。
「2位のぽ子~~~、いるかーーー!?」
そんな時にダッキーからチャットが入った。
ついに抜かれたのだ。3時。
それを聞いて私も、入魂祭の受付に走った。
あまり多くはないが、会社の仲間と回った分を、まだ入れてなかったのだ。
見ると、ほんの少し私が上回った。
「2位のダッキー、頑張ってるね。」と言うと、彼はすぐに受付にっすっ飛んできた。
順位を見ると、ルーツで募集をかけとっとといなくなってしまったが、これで抜かれることが確定した。
ところがこのやり取りを聞いていた同盟の人が、「ぽ子さん、手伝いますから行きましょう!!」と言ってくれたのだEE:AE473
朝のシクレに一緒に来てくれたIZさんだ。
ポイントの高いのを狙ってか、まずは銀レウスに行ってみるも3死、レウスを数回やってから、クシャに変えた。
頑張ったが、この私とふたりである。
サクサクとはいかないのである。
IZさんはそれでもハイペースでクエを回してくれたが、4時半頃に突然、「ダッキー、ちょっと来て」と言い出した。
ダッキーもどこぞで一生懸命入魂していたようだが、IZさんに呼ばれてやがて現れた。
IZさんは私とダッキーにすぐ入魂してくるようにいい、結果を聞いた。
結果はその時点で、100以上ダッキーに離されていた。
IZさんは言った。
「5時半からハンゲにメンテが入るって、チャットに出てました。」
・・・全然気がつかなかった。
大体、白い文字は「何時間経ったから休憩しましょう」ばかりで、全然読んでいないのだ。
そんな大事な事、もっと派手な色で書いてくれって!!
もう1位は無理だ。
私は「落ち込む」のアクションで地面にうなだれ、「参りました、ダッキーさま」と言った。
ダッキーはやったやった^^と飛び上がって喜んでいたが、今度は残り時間でひとり2000を越そう、という事になった。
昨日の敵は、今日の友。
それから3人で回ったが、明らかに足手まといがひとりいるのだ。
やがてIZさんが「諦めましょう」と言って、長い長い入魂祭は終わったのである。
こんなに頑張った入魂祭は初めてである。
しかしもう、ここまで頑張る事はないだろう。
あまりにも日常生活の犠牲が大きすぎる。
一度だからできたのだ。
残念だが、もう二度とダッキーを抜くチャンスは来ないだろう。
救い主IZさんは、私なんかに関わっている間に、彼の猟団内での順位を2つ落としてしまったそうだ。
効率を重視してリスキーなクエの回し方をしたので、私は何度も呆気なく死んだ。
ほとんど彼の力だったと言っていい。
5時半のメンテの話を聞いて、ホッとしたのはそんなところからだ。
これ以上IZさんに迷惑をかけられない。
IZさん、ありがとう。
ダッキー、おめでとう。
入魂祭が終わった。
クエスト失敗ではない。
死んでる間にクリアしたのだ。