キャンプ前日。
丸1日時間があったにも関わらず、準備ははかどらなかった。
この日が丸一日空いているからいいや、と後回しにしてきたが、その日が来れば「明日があるからいいや」となる。
出発は10時半というなら、まだ時間は残されているのだ。
準備、あとあとっEE:AEB85
で、何をしていたかというと、ゲームである。
ネットゲームである。
月々課金して遊んでいるが、1ヶ月ごとの課金日を忘れて当日涙を飲んだことは忘れていない。
私は常に2千円分のWebMoneyを手元に置き、突然やってくるその日に備えていた。
もちろんダンナの分も然り。
モンハンやろ~~EE:AEB86
ガーン、課金切れてる~~!!・・・では、テンション激下がりである。
ぽ子、こういうのはぬかりない。
現在パソコンを1台、修理に出しているので、残りの1台を多重起動させて、2つのモニターでプレイしている。
その操作も複雑で、毎回時間をかけてやっとの思いでゲームスタートにこぎつけている。
この日もそうだった。
ゲーム上でダンナと会えたのは12時ごろだったか。
「そうだ、課金が切れてたんだった!!」
ほらほらっ、そんなこともあろうと、ウエ~ブ~マ~ネ~~(ドラえもん風に)
1回ログアウトして、基本料金のところを選んで、そそ、次は「ハンターライフコース」ね。
これ忘れると課金にならなくてよ。
最初の2ヶ月、私がやった失敗である。
「おっ、3320円もあるぞっ」
ダンナの顔がほころんだが、待ち、そんなはずはない。
アナタ先月ボタン押し間違えて、高級エクストラコース買っちゃったでしょって。
「あれ?」
どうやら、私のほうに払ってくれたらしい。
どうも、って言うか、これでは今夜一緒にできないじゃないか。
何だかんだでもう1時になっていたが、私はコンビニにチャリをかっ飛ばして、新たにWebMoneyを買いに行った。
酒とゲームが絡むと、根性みなぎる女・ぽ子・サンタイザベル。
ところが行った先はセブンイレブン、いつもとは違うコンビニであった。
行けば何とかなるとタカをくくっていたが、コンビニが違うとWebMoneyの販売形態も変わる。
買い方が分からず、店員に聞く羽目だ。
「すみません、WebMoneyを買いたいんですが・・・。」
「ウェブマネー・・・」と言ったきり、その10代とおぼしき青年店員は黙ってしまった。
代わりに若い女性店員を呼んできたが、彼女も戸惑いながら「i-Tuneとかですか?」と聞き返してきた。
いいえ、違います。
ネットゲームです。
深夜1時。
酒臭い40女。
「ええっと、そういうのは多分これで・・・」
彼女はコピー機に接続されている機械を指した。
おーおー、こんな感じのならサークルKにもあったぞ。
「あ、じゃあこれでやってみます。」=もうええから引っ込みんしゃい、を変換して伝えると、後は自力である。
オンラインマネー。そうそう。
オンラインゲーム。ほ~、そんなのサークルKにはなかったぞ、ポチ。
ハンターライフコース。
おお~~!!
ここでもうハンターライフコースを買えるのか、すげーな、セブンイレブン。
レジで署名する煩わしさはあったが、モンハンを中継しているハンゲームで使うハンコインを買う面倒が解消された。
今度から課金はセブンイレブンじゃー。
「入らない」
「選べない」
「進めない」
私が喜び勇んで持ち帰ったチケットは、どうにも使いようがなかった。
それは、ハンゲームではなく、
ダレット専用だったからである。
モンスターハンターFをプレイするには、なぜかハンゲームかダレットの会員になって、そこからプレイするようになっているが、なぜ2つから選ばなくてはならないのか。
ハンゲだけでいいじゃないか。
お陰で無駄な2千円をダレットに払ってしまった。
まぁこの件はダレット会員の上司アンガに買ってもらうことでケリはついたが、問題は「今夜のモンハン」である。
「もう1回コンビニに・・・。」
色々あがいたので、もう1時半になっていた。
翌日はキャンプ、しかも準備は途中のまま。
かといって、せっかく苦労して多重起動させたのだ。
もうこうなったらなんでもいい、ふたりでプレイできれば。
実はお金を払わなくてもモンハンはできる。
ただし、いわゆる「お試しコース」だけだが。
まぁ敵がしょぼくて報酬もしょぼいということである。
かくして2時までムキになってしょぼい敵と戦っていたぽ子夫婦である。
当然翌朝は眠かった(笑)