爆風スランプの曲で「The Blue Bus Blues」という曲がある。
彼らがツアーを回るのに乗っていた車の歌だが、とうとうポンコツになりお別れだ、というような歌詞だったと思う。
その車(バスなのか?)の名前は「大きくてすいません号」である。
その名前から、図体ばかりでかくてほかに取り柄のない地味な車体を思い浮かべるが、大きくてすいません号・・・。
新しいパソコンが届いて、もうすぐ1週間になる。
「どうですか?」
「やっぱりきれい??」
「サクサク動く?」
いろいろ聞かれたが、実は私には全く、もともと家にあったものとの違いがわからなかった。
強いて言えば、ワールドやランドの移動をした後にしばらく動きが悪くなるという事がなくなったが、それ自体にさほどストレスを感じていなかったので、正直「こんなもんか」という気持ちであった。
モニターがワイドになったので、むしろそっちの方が事件である。
奮発してそこそこいいものを買ったのだ。
しかしこのハイスペック感のなさ、そして、バカでかい図体。
もともとあったDELLパソの本体との比較であります。
トホホ・・・。
しかし1台増えたので、家庭内でモンハンが一緒にできるようになった。これは大きい。
早速ダンナをつついて古いほうのパソコンに座らせ、ふたりでクエストに廻るようになった。
が。
限定2名様までである。
先日ぶー子をほったらかしてダンナとふたりでプレイしていたが、あの時ぶー子も「やる」と言っていたのだ。
しかし長いクエストの間に風呂に入り、寝てしまった。
もう1台あれば。
・・・もう1台あればEE:AE478
「ねぇ、パソコンもう1台あったら3人でできるよ。」
「ええっ!?」
ダンナは私のとどまるところを知らない欲望にたまげ、話にもならない、という風に短く笑った。
ちょっと待ってよ、本気なんですけど。
しかし、大学の学費に定期代、車検に税金、ボーナスはスッカラカン、むしろマイナスである。
そこへ無理して新しいパソコンを買ったのだ。
本気だけど、それ以上は踏み込めないでいた。
あぁ、このままでは家族がバラバラになってしまう。
みんながひとつになるためには、モンハンしかないのだ。
新しいパソコンさえあれば、もう一度団結できるのに。
しかし7月23日。
ダンナは新しい団結のチャンスをつかんで来た。
「これ見て。」
モンハンの公式サイトのオンラインマニュアルであった。
そこには「ゲームの多重起動」と書いてある。
つまり、モニターが必用だが、1台のパソコンでふたり同時にプレイできるということである。
ということは、合計3台分にすることができる。
ダンナ+ぶー子+ぽ子=3台。
モニターがあれば、3人で一緒に遊べるかもっっ!!
「パソコンもう1台」は「モニターあと1台」に変更である。
まずうちのパソコンで多重起動できるのかが問題だが、Core2Duoと記載されている。
僕らの大きくてすいません号は、Core2QuadだったところをケチッてCore2Duoである。
「できる」と言って。
今朝は朝帰りのぶー子とプレイしたが、大きくてすいません号が来てから初めてDELLの古い方に戻って実感した。
全然違うじゃん!!
動きがギシギシである。
あぁやっぱり大きくてすいません号は、大きくてもありがとう号だったのだ。
家族がひとつになれるかもしれないEE:AEB86
3人で助け合いながらクエストを廻り、モンスターを倒し、達成感を共有しようじゃないか!!
ダンナ。モニター、買って下さい。
And the world will be as one.
ジョン・レノンも生きていれば、モンハンで世界をひとつにできたのに。