人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

Frontiers/Journey

前回は、4拍子の曲を3拍子と言い張ったジャーニーの曲だったが、今回は完全な「騙し」のリズムになっている曲を紹介したい。

「騙し」とは、曲の頭を惑わせて混乱させるようなものであり、裏から入っている頭を、ちゃんと表から入っているように聴かせているものが多い。

これはそのパターンの典型、BOØWYの「ビート・スイート」という曲である。

曲の始めから、「1、2、3、4」と声に出して拍子をとっていただきたい。

ドラムが入ると騙された事に気付くはずである。

せっかくだから動画を貼りたいのだが、ライブと言うものが好きじゃない。

PVのあるものについては動画で貼りたいと思う。

で、今日紹介したいのはまたジャーニーだ。

久しぶりに聴くと、本当に懐かしい気持ちになるのだ。

この曲は前回の曲が入っていた「エスケイプ」の次のアルバムにあたる「フロンティアーズ」に収録されている。

キーボードにジョナサン・ケインが入り、サウンドは時代の流れに乗ってポップで聴きやすくなっていたが、この「フロンティアーズ」ではますますキーボードが前面に出て、ヘビーな形相を呈してくる。

この曲も宇宙的な音色のキーボードにガシャガシャとニール・ショーンのギターが絡み、重く、幻想的なサウンドになっている。

「フロンティアーズ」とは「開拓者」という意味であり、「全ての英雄はエデンの東に行ってしまった、私たちは皆、新しい開拓者を必要としている」と歌っている。

洋楽はインストゥルメンタルではない。

歌詞のある「歌」である。

少しでも意味が分かれば、もっと広がって聴こえてくるはずだ。

私がわかるのはほんの少しだが、それでも全然感動が違う。

で、問題の騙しのリズムだが、実は私にはこの曲の拍子の頭が良くわからない。

しかし、変拍子を入れているように騙しているが、実はそんなことはない、という事はわかる。

根気良く拍子をとっていると、途中で表と裏がひっくり返るのだ。変拍子っぽく聴こえる部分で。

それが1コーラスで1セット入るので、結局プラマイゼロでもとに戻る。

Aメロに入るところとサビの途中だ。

ちなみに、今回も娘ぶー子に拍子を取らせてみたが、彼女は「どこも騙してない、普通の曲だ。」と言った。

またしても私がおかしいのか?

4拍子は4拍子だ。

でも「騙し」が入っているように思うのだが。

「フロンティアーズ」

今回もライブを貼っておく。

これは曲に入る前にカウントをとっているので、より分かりやすいかと思う。

曲に入るまでが長いが、この繋ぎは好きだ。

聴いてらんねーって方は、3分25秒あたりからどうぞ。

ライブバージョン

ライブなのに動いてなくてすんません。

探せばあるのかもしれないけど、面倒で(笑)

最後に、サビの部分だけでも歌詞を。

Out on the border

Of a changing skyline

We put hope in front of fear

And all the heroes

Have gone east of eden

We all need new frontiers

最後に「We all need new frontiers」と歌いきったところで、次の曲の「ルビコン」のギターがガジャーン、ガジャジャーン、と入って来るところがまた、イイ。

「ルビコン」も一緒に貼りたかったけど、欲張らずに我慢だ。