人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

神様のお導き

眠い・・・・・・・。

ゲームのコントローラーを握る手にも、力が入らない。

やる気、ナシナシ。

早々にソファで目を閉じたが、今日はちょっと工夫したぞ。

同じ轍は二度踏まぬのだ。

実は昨日寝ようと思った時に思い出したのだが、以前ソファの二度寝で私は、素晴らしい体験をしたのだった。

ソファで寝る、という事は、体を横にしない限りは電車で寝るのと同じで首がつらいのだが、たまたま二つのソファの間に隙間ができていて、そこに挟まるように寝てしまった事があった。

これが、首が固定されて、非常に気持ち良く寝れたのだ。

そんな事を思い出し、今日はゲームの前に、予めソファ同士を少し離して隙間を作り、その上でゲームを始めたのだった。

しかしあれは、偶然が生んだ産物であった。

ちゃんと隙間に埋まって寝たのだが、どうも首の座りが悪い。

隙間の幅が狭いのか、以前の心地良さとは全然違うのだ。

結局パタンと上半身を横に倒して寝た。

脇に挟んでいたエルがその勢いで起きて、離れてしまった。グスン。

しかし、やはり私を起こすのは猫である。

気持ち良く寝ていたが、突然ラが飛び乗って来たのだ。

ビックリして目が覚める。

11時だ。

あぁもう、晩ご飯の下ごしらえをしなくては。

もうこうなったら午前中一杯寝てやろうかと誘惑されたが、仕事の後に晩ご飯を作る方が今起きるより苦痛だ。

起きて、目覚しに昨日の残り物を食べ、やっとキッチンに立つ。

こんな日に限って晩ご飯はコロッケだ。超めんどくさい。

だいたい私はかぼちゃのコロッケは好かん。

でも値下げされたかぼちゃを見たら、つい買ってしまったのだ。

で、何でコロッケなんだ、わからん。

ネッチョネッチョのコロッケの具ができた。

粘土のようである。

ますますテンションが下がったところで、娘ぶー子、帰宅。早退である。

ここで彼女は「具合が悪くてコロッケはちょっと辛い」と嬉しい事を言ってくれた。

そうかそうか、じゃあこの粘土は明日にしようね。

それなら今日は鍋にしよう。

鍋ときたらビールだね。

やほ~~~♪♪宴会決定!!

なもんで、明日も使い物にならない予感だが、こうした流れには逆らわない方がいいのである。

空の上には神様という人がいて(注:神様は人ではありません。神様です)、私達にとって一番いい流れを作ってくれているのだ。

私は最近、この考えにハマッている。

グータラな流れは自分で作り出している気がしないでもないが、鍋の案は娘への思いやりからの賜物である。

なんちゃって。

まぁ水曜ともなると飲みたいのだ。

そんな訳で乾杯までのカウントダウンが始まる。