眠い・・・・・・・。
ゲームのコントローラーを握る手にも、力が入らない。
やる気、ナシナシ。
早々にソファで目を閉じたが、今日はちょっと工夫したぞ。
同じ轍は二度踏まぬのだ。
実は昨日寝ようと思った時に思い出したのだが、以前ソファの二度寝で私は、素晴らしい体験をしたのだった。
ソファで寝る、という事は、体を横にしない限りは電車で寝るのと同じで首がつらいのだが、たまたま二つのソファの間に隙間ができていて、そこに挟まるように寝てしまった事があった。
これが、首が固定されて、非常に気持ち良く寝れたのだ。
そんな事を思い出し、今日はゲームの前に、予めソファ同士を少し離して隙間を作り、その上でゲームを始めたのだった。
しかしあれは、偶然が生んだ産物であった。
ちゃんと隙間に埋まって寝たのだが、どうも首の座りが悪い。
隙間の幅が狭いのか、以前の心地良さとは全然違うのだ。
結局パタンと上半身を横に倒して寝た。
脇に挟んでいたエルがその勢いで起きて、離れてしまった。グスン。
しかし、やはり私を起こすのは猫である。
気持ち良く寝ていたが、突然ラが飛び乗って来たのだ。
ビックリして目が覚める。
11時だ。
あぁもう、晩ご飯の下ごしらえをしなくては。
もうこうなったら午前中一杯寝てやろうかと誘惑されたが、仕事の後に晩ご飯を作る方が今起きるより苦痛だ。
起きて、目覚しに昨日の残り物を食べ、やっとキッチンに立つ。
こんな日に限って晩ご飯はコロッケだ。超めんどくさい。
だいたい私はかぼちゃのコロッケは好かん。
でも値下げされたかぼちゃを見たら、つい買ってしまったのだ。
で、何でコロッケなんだ、わからん。
ネッチョネッチョのコロッケの具ができた。
粘土のようである。
ますますテンションが下がったところで、娘ぶー子、帰宅。早退である。
ここで彼女は「具合が悪くてコロッケはちょっと辛い」と嬉しい事を言ってくれた。
そうかそうか、じゃあこの粘土は明日にしようね。
それなら今日は鍋にしよう。
鍋ときたらビールだね。
やほ~~~♪♪宴会決定!!
なもんで、明日も使い物にならない予感だが、こうした流れには逆らわない方がいいのである。
空の上には神様という人がいて(注:神様は人ではありません。神様です)、私達にとって一番いい流れを作ってくれているのだ。
私は最近、この考えにハマッている。
グータラな流れは自分で作り出している気がしないでもないが、鍋の案は娘への思いやりからの賜物である。
なんちゃって。
まぁ水曜ともなると飲みたいのだ。
そんな訳で乾杯までのカウントダウンが始まる。