人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ハイテンションを持続させるには

そんなんで昨日は飲んだのだが、ううう、頭が痛い。

本当に、面白いほど飲みすぎるぽ子である。

鍋を目の前にして乾杯したが、いつもより饒舌なダンナであった。機嫌よく、色んな話題を提供する。

まぁ人間、不機嫌な人間よりも、ご機嫌な人間といる方が楽しい気持ちになるものだ。

つられて私の気分も舞い上がる。

酒を飲むペースも上がる。

話していてわかったのだが、どうやらダンナはお通夜のお清めでちょっと飲んできたようだ。

それでこのテンションだったのか。

まぁいい、それならせっかくだからそれを利用して、今夜は遅くまでつき合わせてしまおう。

ところが後で気がついたのだが、ダンナの焼酎もぽ子のワインも、残り少なくなっていた。

ダンナの焼酎はサーバーに移してあり、私のワインは3ℓの紙パックに入っていたので、残量が全くわからないのだ。

しくった、何かないか??

怪しげな戸棚を開けると、日本酒ばかり大量に出てきた。

そうだ、日本酒は「ご馳走だから」と思ってしまいこんでいたのだ。

しかし水曜の夜にハイテンションで日本酒。不安である。

娘ぶー子が遅れて鍋に加わり、ひとしきり彼女のお喋りを聞く。

この頃元気がないので心配だったのだ。

そんな時にはホレ、と言ってサワーを注いでやった。

バカ親である。

ダンナのほうに向き直ると、さっきとは違う人物が座っていた。

見た目は確かにダンナだが、どうした事か、すっかり大人しくなっている。

しもた~、充電切れか。

良く考えてみれば、ダンナは私よりもずっと早くから飲んでいたのだ。

あのテンションでは、そろそろ大人しいダンナに戻ってもおかしくはない。

あぁ、ちょっとの間だったが、放置するのではかった。

一方私の方のテンションは上がり続けていた。

この機会に温泉旅行や食い放題なんかの話をダダダッと悪徳商法のようにまとめてしまおうと目論んでいたのが、ダンナは見る見るしぼんでいく。

そのまま蘇ることなく、結局コップ2杯のビールと1杯のサワーと、少しばかりの焼酎を飲んで寝てしまった。

私はひとり残されたが、だからと言って大人しく寝る訳ではない。

むしろ、ふたりで飲むより危険なぐらいである。

寝た時の記憶がない。

朝はダンナが着替えに寝室に入ってきて、目が覚めた。

うわっ、すみません、今急いで朝ご飯を、と体を起こしたが、「いい、いい、いい、ホントにいい。」と押し戻されてしまった。と言うか、押し戻してくれた。

そうか、これは本当にいいんだな。

その後ぶー子に朝ご飯を出すためには起きなくてはならなかったが、惣菜のマカロニサラダと惣菜のかぼちゃの煮たのと、インスタントのスープとご飯だけである。

ハッキリ言って、出しただけであった。

一方ぽ子は激しい二日酔いで胸焼けがしていた。

何か食べたい。

顔も洗わず歯も磨かず、昨日の鍋にうどんを入れて食べた。うまかった。

やはり飲んだ後は麺類である。

ぶー子が出掛けるとベッドに戻り、起きたら今度は「サッポロ一番みそラーメンぽ子スペシャル」を食べる。

こんだけ食っときゃ、体も喜ぶことだろう。

そしてゲームのコントローラーを握ったが、やはり今日も眠く、ちょっぴりしかできなかった。

晩ご飯はサンマだ。

朝、出し損ねたものだが、良く考えてみると朝からサンマってのも変であった。

晩ご飯など作るのは面倒な状態だからサンマ、ウェルカムだが、まだ二日酔いをひきずっているのでどうしてもみそ汁が飲みたい。

なのでこれから頑張って作ろうかと思う。

昨日から作りかけのコロッケはどうなるんだろう??