もしかしたら私に必要な睡眠時間は、思ったより少ないのかもしれないぞ。
今朝も目覚しが鳴る前、6時にパチッと目が覚めた。
寝入りは相変わらず悪く、開き直ってブログのネタをぼんやり考えていたが、不思議なもので朝になると、どれもつまらない話ばかりになっている。
いつもそうなのだが、この現象は何なんだろう。
ちなみに昨日思いついたネタは、「どうやら寝入りばなに目が覚めると、1時間は寝れないだろうことに気がついた。」である。
本当に1時間も寝れないのかも怪しいし、ちっとも面白くない。
これはイケる!!と思ったんだけど。
しかし気を抜いてはいけない。
睡魔はすぐ後ろに張り付いているかもしれないのだ。
ボンヤリした時間は禁物だ。
寝るなら遊べ。
動き続けるのだっっ。
しかし早く起きたために、朝の準備もろもろが早く終わってしまった。
さすがにダンナや娘ぶー子がいるうちにゲームはできない。
空いた時間は、猫をファーミネイトだ。
こんなに毛を抜いていいのか、ちょっと不安。
一人になるとピアノを弾き、ゲームにとりかかる。
ところが今日は全く進展が無い。
これはアクション要素のない、単なる謎解きアドベンチャーだ。
美しい島をただただ歩き回るのだが、もうどうしたらいいのかわからない。
美しい島だ。
青い海。
岩肌に絡みつく未知の植物。
誰もいない。
静かな島だ。
や、やばい、ね、眠く・・・。
ダメだ、ゲーム、切り上げよう、とコントローラーを握り直すと、隣にチョコンと座っていたエルが急に前足をたたむようにして、私の腕に乗って目を閉じた。
え~~!?寝ちゃうの、今!!
ところで私はTシャツ1枚でソファにふんぞり返っていたのだが、この、素肌に猫の暖かい柔らかい感触。
無防備な寝顔。
仕方なく私はゲームを延長したが、もはや拷問である。
実際誘惑に負けて何度か目を閉じたが、ここで寝たら早起きした意味が無いと、踏ん張った。
「ふう。」とか何とか、ちょっと大き目の声でため息。
チラッとエルを見ると、薄目を開けた。
そこをすかさず、人差し指をフリフリして誘うと、ファ~とあくびをしてチョンとじゃれ始めた。
お一人様、お帰りですー。
そのまま下に誘導して、やっとつまらないゲームから開放されたのだった。
じゃあ何しようか。
眠くなったので、何もやる気がしない。
そこで私は土曜日の献立を考える事にした。
母が来るのだ。
実家は車で5分ほどであるが、最後に会ったのは、去年の11月4日である。
正確には一度、春巻きの皮をもらいに取りに行ったが、玄関先でモノだけもらってきた。
その中にはぶー子へのお年玉も入っていた。3月のことである。
思いもよらない収入に、ぶー子は大変喜んでいた。
何と言うか、別に面倒な訳でもないのだが、ちょくちょく会う習慣がないのだ。
もう80になる母をこんなにほったらかして胸が痛むのだが、何か行事がないと会うことはないし、会うにしてもいつも数週間遅れで、とってつけたような感じである。
ちなみに今回は、正月の挨拶だ。
春になってしまった。
私は人をもてなすのは好きだ。
だったらもっと頻繁に呼べばいいのだが、もてなすにはパワーがいる。
しかも今回は、約半年振りに会うのだ。もの凄くパワーが必要になる。
なので、やはり母が帰ると「しばらくいいか・・・。」となってしまうのだろう。
料理の本やレシピの切り抜きが、どんどんテーブルに積まれていく。
柔らかくてアッサリしたもの。
眠いぞ。
ん??
そうなのだ、料理の本を何冊も見ていたら、とてもとても眠くなった。
もう頭が回らない。
私はスリッパを脱いで足を隣のイスに上げた。
うぉっ、ラ~クチ~ン。
あぁもう、ダメだダメだ。
私は辛うじて立ち上がる。
掃除をしよう。
トイレ掃除だ。
こんな魅力の無いもので発奮するなんて、眠くて回路がおかしくなっているとしか思えないが、とにかく非常に久しぶりにトイレ掃除をした。
九州から義父母が来て以来か。
目が覚めたので、冷蔵庫の野菜室から、ネチョッとしたものを捨てた。
何だかノッてきたので、階段の隅と窓の桟を少しばかり拭いた。
危ないところだった。
私は誘惑に勝ったのだ。
後は晩ご飯の下ごしらえをして、会社に出勤だ。
ところで、明日は新宿にホルモン焼きを食べに行く事になった。
とすると当然飲む事になるだろうから、土曜日の母をちゃんと迎えられるのかが不安である。
日にちを変えてもらおうかと思ったのだが、家で飲むほうが移動がないだけ量が入ってしまいそうだと気付き、明日にした。
飲み過ぎずに帰って来れるだろうか。