人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

睡魔との闘い

もしかしたら私に必要な睡眠時間は、思ったより少ないのかもしれないぞ。

今朝も目覚しが鳴る前、6時にパチッと目が覚めた。

寝入りは相変わらず悪く、開き直ってブログのネタをぼんやり考えていたが、不思議なもので朝になると、どれもつまらない話ばかりになっている。

いつもそうなのだが、この現象は何なんだろう。

ちなみに昨日思いついたネタは、「どうやら寝入りばなに目が覚めると、1時間は寝れないだろうことに気がついた。」である。

本当に1時間も寝れないのかも怪しいし、ちっとも面白くない。

これはイケる!!と思ったんだけど。

しかし気を抜いてはいけない。

睡魔はすぐ後ろに張り付いているかもしれないのだ。

ボンヤリした時間は禁物だ。

寝るなら遊べ。

動き続けるのだっっ。

しかし早く起きたために、朝の準備もろもろが早く終わってしまった。

さすがにダンナや娘ぶー子がいるうちにゲームはできない。

空いた時間は、猫をファーミネイトだ。

こんなに毛を抜いていいのか、ちょっと不安。

一人になるとピアノを弾き、ゲームにとりかかる。

ところが今日は全く進展が無い。

これはアクション要素のない、単なる謎解きアドベンチャーだ。

美しい島をただただ歩き回るのだが、もうどうしたらいいのかわからない。

美しい島だ。

青い海。

岩肌に絡みつく未知の植物。

誰もいない。

静かな島だ。

や、やばい、ね、眠く・・・。

ダメだ、ゲーム、切り上げよう、とコントローラーを握り直すと、隣にチョコンと座っていたエルが急に前足をたたむようにして、私の腕に乗って目を閉じた。

え~~!?寝ちゃうの、今!!

ところで私はTシャツ1枚でソファにふんぞり返っていたのだが、この、素肌に猫の暖かい柔らかい感触。

無防備な寝顔。

仕方なく私はゲームを延長したが、もはや拷問である。

実際誘惑に負けて何度か目を閉じたが、ここで寝たら早起きした意味が無いと、踏ん張った。

「ふう。」とか何とか、ちょっと大き目の声でため息。

チラッとエルを見ると、薄目を開けた。

そこをすかさず、人差し指をフリフリして誘うと、ファ~とあくびをしてチョンとじゃれ始めた。

お一人様、お帰りですー。

そのまま下に誘導して、やっとつまらないゲームから開放されたのだった。

じゃあ何しようか。

眠くなったので、何もやる気がしない。

そこで私は土曜日の献立を考える事にした。

母が来るのだ。

実家は車で5分ほどであるが、最後に会ったのは、去年の11月4日である。

正確には一度、春巻きの皮をもらいに取りに行ったが、玄関先でモノだけもらってきた。

その中にはぶー子へのお年玉も入っていた。3月のことである。

思いもよらない収入に、ぶー子は大変喜んでいた。

何と言うか、別に面倒な訳でもないのだが、ちょくちょく会う習慣がないのだ。

もう80になる母をこんなにほったらかして胸が痛むのだが、何か行事がないと会うことはないし、会うにしてもいつも数週間遅れで、とってつけたような感じである。

ちなみに今回は、正月の挨拶だ。

春になってしまった。

私は人をもてなすのは好きだ。

だったらもっと頻繁に呼べばいいのだが、もてなすにはパワーがいる。

しかも今回は、約半年振りに会うのだ。もの凄くパワーが必要になる。

なので、やはり母が帰ると「しばらくいいか・・・。」となってしまうのだろう。

料理の本やレシピの切り抜きが、どんどんテーブルに積まれていく。

柔らかくてアッサリしたもの。

眠いぞ。

ん??

そうなのだ、料理の本を何冊も見ていたら、とてもとても眠くなった。

もう頭が回らない。

私はスリッパを脱いで足を隣のイスに上げた。

うぉっ、ラ~クチ~ン。

あぁもう、ダメだダメだ。

私は辛うじて立ち上がる。

掃除をしよう。

トイレ掃除だ。

こんな魅力の無いもので発奮するなんて、眠くて回路がおかしくなっているとしか思えないが、とにかく非常に久しぶりにトイレ掃除をした。

九州から義父母が来て以来か。

目が覚めたので、冷蔵庫の野菜室から、ネチョッとしたものを捨てた。

何だかノッてきたので、階段の隅と窓の桟を少しばかり拭いた。

危ないところだった。

私は誘惑に勝ったのだ。

後は晩ご飯の下ごしらえをして、会社に出勤だ。

ところで、明日は新宿にホルモン焼きを食べに行く事になった。

とすると当然飲む事になるだろうから、土曜日の母をちゃんと迎えられるのかが不安である。

日にちを変えてもらおうかと思ったのだが、家で飲むほうが移動がないだけ量が入ってしまいそうだと気付き、明日にした。

飲み過ぎずに帰って来れるだろうか。