人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ゲームのある風景

ダンナがゲームをやっている。

かなり夢中だ。

本当に久しぶりに見る風景だ。

長かった・・・。

いやー、長かった。

2年ほど前にFFⅩ-2を始め、

ダーラダラやってるうちに情熱は消え、

とうとう1年ぐらい前から放置状態になっていた。

時々思い出したようにつまんなそうにやってたけど

ボス戦近くまできたのに、とうとう本格的に放置してしまった。

私達はいつも同じゲームを別々にやっている。

その方が情報交換したり競ったりできておもしろいのだ。

ところがこのFFⅩ-2に入ってからダンナの仕事が猛烈に忙しくなり

どんどん私が先に進んでしまうようになってしまった。

(私もかなりサボるようになったので、進行はかなり遅かったけど。)

とうとう私が先にクリア、

2周目もクリア、

メタギアももうすぐ終わりそう、

あぁ、もうゲームやんないのかなぁ・・・なんてちょっと心配だった。

やはりゲームの地位は一般に低いと思われ、

私ひとりがそんなゲームばかりやっているのは気がひける。

時々発破をかけてみたけど

言いすぎてもダメ、

サラッと言ってもダメ、

あーもうボス戦直前なのに。

もう待てない、「最後のボス戦すぐだよ。」、

ネタバレじゃ。いたしかたあるまい。

それでも今日は疲れた、今はかったるい、と動かない。

まだやってないソフトがいっぱいたまってるのに・・・。

そこで私も考えた。

旅行だ。

旅行の予定が入った。

旅行というといつもPS2の本体を持って行き、

飲みながらダラダラゲームするのがいつものパターンだった。

よし、この時に強制的にやらせてしまおう。

いつもと違う環境で酒でも入ればちったぁやる気にでもなろう。

しかし、夕食を食べすぎて食後すぐに寝てしまい、

気がついたら11時半。

このまま寝たら何をしに来たのかわからないではないか。

眠いのを我慢して酒を飲む。

まずは簡単にできるゲームで油断させ、

酒が回ってきた頃にソフトを勝手に入れかえる。

「なに?なに??」

FFⅩ-2、バビーン。

ダンナが露骨にイヤそうな顔をした。

知るか、ここまできたんだ、後5分もやりゃボス戦じゃんか。

こうしてやっとエンディングをみる事ができました。

その後、自慢ったらしくティーダ復活エンディングを見せ、

数日が過ぎました。

すると突然「ミストⅢやるから。」と言い出したのでした。

本当に久しぶりに積極的にゲームに取り組む姿を見ました。

感無量です。

ここ数年引きこもってた息子が学校に通いだしたらこんな気持ちになるのだろう。

ただ、先行きは不安だ。

ミストのシリーズは「難解な」という形容詞がついてまわる。

果たしていつまで頑張れるんだろうか。

私はメタギアが終わったらサリーに借りたゲームをやるつもりだけど

その後ミストⅢをやる。

きっと追いつくだろう。

そんな、よろしくない予感がする。