人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

空深く萌ゆる

「とにかく綺麗、キャラもFFみたいで凄くいいよ!」と勧められて、面白半分に始めた初めての乙女ゲー。そのジャンル故に人に言えずコソコソやっていたが、先日友人宅で飲み、酔った勢いでとうとうカミングアウトしてしまったのだ。というのも、これまた酔った勢いで、勝手に課金してしまったからである。

 

一体自分のまわりに、どれほどのゲーマーがいるものなのか。そしてそのゲーマーの中で乙女ゲーをやっている人の割合は。

決して多くはなかろう。ましてや私世代となると、ごく稀だと思われる。故に私は、ひた隠しにしていたのである。

ところが先日の飲みに、仲間がいたのだ。話に花が咲き、酔いもあってつい課金してしまった。しかし隠し事もお金が絡んでくるとなると、これはもう罪だ。酔っているうちに、白状した。

 

しかし言ってしまえば、これはこれで楽になった。もうコソコソする必要はないのである。朝夕のログインボーナスも堂々と取れるし、何ならミニゲームを手伝ってもらうこともできる。

どころか、途端に私は堰を切ったようにゲームの説明をし、キャラクターを見せびらかした。

私の中で溜まりに溜まっていたゲーム熱が、自由になったことで溢れだしたのである。まぁ茶番ですよ。イケメンが、キザなセリフを囁きまくる。大盤振る舞いで囁きまくるのだ。笑いが止まらん。

言い訳がましく聞こえるかもしれないが、「恋と深空」は決して恋愛ゲームなどではなく、れっきとしたバトルアクションゲームだ。ただ戦いのパートナーが必要で、それがたまたま甘いセリフを言うイケメンなだけなのである。

そしてイケメンを強くするためには、より強いイケメンカードを揃えなくてはならないのだ。そのために、イケメンとデートしたり写真を撮ったりする必要があるのである。

期間限定のイケメンカードは、2枚揃えると強烈な強さを発揮する。しかも強いカードは1枚ごとに、ラブラブストーリーがセットになっているのだ。うまくできてやがる。

中にはきわどい限定もあったりして、みんな入手に躍起になるのである。

ん?やっぱり乙女ゲーか(笑)

 

まぁいずれにしろ、私は楽しんでいる。そして隠し事もなくなった。今回の課金にも、目を瞑って貰った。

今後月に一度ダンナを泥酔させて、その隙にまた課金をねだることになるだろう。

何回通用するだろうか?そして私はいつまで飽きないだろうか??              

 

 

   

*前回のイベント。2枚とも逃したセイヤ。