大五郎は心配性なのか？
私がひとりで犬部屋に行くと、必ずと言っていい程どこからかすっ飛んで来るのだ。
どうも保安官みたいなところがある子なので、ひとりでフラフラ犬部屋に行く私を心配しているように感じてしまったりする。
ある晩のこと。
ダンナは先に寝てしまい、ひとりでしぶとく飲んでいた夜だった。
突然大五郎がどこからか起き出して、パタッと犬部屋の前で座り込んだのだ。そしてじっとそちらを見ている。
犬は、リビングで寝ていた。何を見ている？
どうやらエルが見当たらないので、エルが犬部屋に入ったようである。覗き込むと、犬部屋を探検していた。
大五郎はやっぱり保安官だったのだ！
仲の悪い２匹だが、こういうのを見ると嬉しくなってしまう。
大五郎に気付いたエル。なぜか見つめ合って動かない。
このあと性懲りもなく、犬部屋で死んだふりをしてみた。
やってきたのはミッツではなく、大五郎であった。
勲章をあげたい。
