人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

3度目の爆発

これはもう、人災と言っていい。私が言うことでもないが。いや、ハッキリ言うと、私のせいなのだ。ぽ子災である・・・・・・・。

 

前兆はあった。これまでと同じ。抱いたり触れたりすると、ギャッと言うことが増えた。

前回の肛門腺破裂から、1年。

その後は肛門腺絞りに通うはずだったが、結局一度も行かなかったのだ。

ネットで調べてみると自分でできるとのことだったので、YouTube動画などみて自己流で気まぐれにやっていた。

正直、ちゃんとできている自信はなかった。心のどこかで「まさか3度目はないだろう」という油断があったのは否めない。そしてその3度目が、起こるべくして起こってしまったのだった。

エルの尻が爆発しているのを見つけ、翌朝急いで病院へ。

かかりつけは休みであった。友人のおすすめがあった近所の病院へ行ったが、まぁ病院、先生、色々である(笑)

 

かかりつけは今風の、比較的大きな病院だ。獣医師は何人もいて、最新の設備で迎えてくれる。待ち時間の長さはどうしようもないが、できるだけ快適に過ごせるよう、工夫されている。

今度の病院は、小さないわゆる町医者だ。口コミはまちまちで正直不安もあったが、比較的メジャーな病気である。誰が診てもそう変わることはないだろう。とにかく早く連れて行きたかったので、そこに決めた。予約は夕方まで埋まっていたが、電話して事情を話すと11時に潜り込ませてくれたのだ。

 

良く言えば、無駄のない診察だった。お愛想や世間話など全くなく、本当に診察だけ。

そして保定などに看護師がつかないので、私がやることになる。というか、おもむろに「じゃ、しみない消毒液つけて、ちょっと見てみます。」と尻を持ち上げたので、怒るだろうエルを反射的に支えたのだ。

破裂した尻をいじられるのである。ただでさえ尻尾を上向きにされてご機嫌斜めのところだ、パニックを起こす予感しかない。先生に攻撃が行かないよう、両手をしっかり持つ。

「ギャオ!!」ほら来たっ。しかし先生はエルのパニックを知らないので、そのまま続ける。

「ギャオギャオ!!」

エルの爪が私の腕に食い込む。痛い。

「ギャオギャオギャオ!!」ガブリ!!噛みついた。「あいたたたた!!!」と私が言うと「え?」と先生はエルのパニックに気付き、尻から離れる。

「あら、興奮しちゃったのね。」そう言ってエルの頭を撫でてから、「膿みはもう出ちゃってるので、薬だけで治します。」と言った。

カラーも無理してしなくていい、悪い部分も舐めとってくれるものだから、とのことで、どうやらかなり自然志向のようだ。

「口からばい菌とか入ったりしないんですか?」と聞くと、ゼロではないが、そんなことは滅多にないとのこと。悪化するようだったらその時はすぐ来てくださいと言って、一週間後にまた行くことになった。

 

あっさりしたものだったが、結果的にエルにとっては一番ストレスのない運びであった。

軽症だったこともあるだろうが、カラーをすることもなく、今のところそんなに舐めている感じもなく、至って普通だ。

「かまぼこ味」の薬を処方してくれたので、その辺も助かっている(笑)

 

次は一週間後。

駐車場の難易度が高かったので、自転車で行こうと思う。

まじで泣きが入ったよ!