人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

誇り高き本棚どの

今週のお題「本棚の中身」

 

カオスだ。

 

本棚とは「本」の「棚」であり、そこは本の園であるはずだ。

我が家にも、確かにかつてそんな時代もあったが、今や単なるストッカーと化している。

そもそも「何度も読み返す本」などそうそうないことに気付き、もう読む予定のない本をとっておく必要性を感じなくなったのである。

以前は、読んだ本全てを棚に入れていた。

やがてスペースを圧迫するようになり、気に入ったものだけを残すようにした。

それでもどんどん入れる場所がなくなっていくので、最終的には村上春樹と「風と共に去りぬ」だけが残った。

この程度ならもうずっと置いておいてもいいかな、とも思ったが、今読んでいる本が終わればまた新しい本が読みたくなるのだ。これらを読み返す日は永遠に来ないだろう。結局「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」だけが残った。これが私の中の小説の頂点だったということか。

しかし、今見たら、ない(笑)観念して処分したらしい。

生きていれば、物は増える一方だ。こうでもしていかないと、生きるスペースが減る一方なのである。

 

で、何に場所を譲ったのかと言うと、ラッピンググッズ(見境なく買うので大量)、ゲームソフト、家庭用燻製器、仕分け前の切手(つまらんものに手を出してしまった)、リフォーム用リメイクシートなどなど。

本棚の誇りを思うと気の毒だが、実用性では今の方が断然いい。

小説以外に、写真集、雑誌、楽譜、アルバムなどは残っているので、誇り高き本棚にはそれで何とか折り合いをつけて欲しい。