もう3年というか、まだ3年というか。
ラッキーの命日だ。
どの2月4日も良く晴れ、冬であることを忘れてしまいそうな気持になる。
思えばラッキーとの最期の日々は、暖かい陽だまりの日々であった。
肉体を失ったラッキーは、今どうしているのだろう。
残念ながらその存在を感じることは、できない。
日が傾き、部屋は暗くなっていく。
やがて夜が来て、日付が変わる前に、その時は来る。
永遠などない。
「ありがとう」。それが私達が彼女に伝えたい全てであった。
19年間、ありがとう。
部屋が暗くなっていく。
別れが、始まる。
あれから3年。
頑張ったね、ラッキー。
ありがとう。