「じゃあおやすみEE:AE595」
ほくほく顔でエルとリビングを出るダンナ。
我が家の猫も、とうとう2匹になってしまった。
これまでは極力どの子もひとりぼっちにならないよう、特に夜寝る間は工夫してきたのだ。
ラッキーとミュウは仲が良かったので、2匹リビングに置いていくことができた。エルは一緒に寝たがるので連れて行き、大五郎はその時の気分に任せていた。
ラッキーがいなくなると、リビングで寝たいミュウは一緒に連れて行かれないので、大五郎を置いてくようになった。
まぁダイは基本どっちでもいいのだ。休日の昼寝に連れて行ってやったりしていた。
そしてミュウもいなくなってしまった。誰も置いていきたくないなら、それぞれがどちらかを連れて行くことになる。
悔しいので太字で書くが、大五郎はダンナと寝ない。エルがダンナを選んでいるのではないのだ、ダイが私と寝るしかないのでおのずとそうなっているだけである。
しかし毎夜ダンナは嬉しそうに、「えるちゃん、そろそろオップ(お布団の意)いくよEE:AEACD」とエルに声を掛け、サッサと連れて行く。
私は残ったダイを回収する訳だが、習慣になっていないので声を掛けたぐらいでは動かない。
抱っこは嫌いだ。
最初のうちは暴れ、失敗し、ちゅ~るで釣った。
やっと最近コツを覚えてきて(お腹を上にして丸めるのだ)、何とか一回引っ掻かれるぐらいで連れ出せるようになってきたところである。
しかしだ、ここから先もまたエルとは違い、朝までノンストップとはいかない。
まずはタンスの上で丸くなる。まぁすぐに寝てくれるのはいいんだが。
やがて私も眠くなり電気を消して眠る。
この頃は薬が良く効いて、非常に心地の良い眠りだ。
しかし何時頃だかは分からないが、エアコンが切れて寒くなった大五郎がやってくるのである。
勝手に布団に入ってくれればいいんだが、彼は「ここ、入れてくれよEE:AE482」と布団と私の顔の境い目を引っ掻くので目が覚めてしまう。
薬が効いて、強烈に眠いさなかである。
私は布団を持ち上げて入りやすいようにしてやるが、こんなところは野生動物である、なかなか入って来ない。
私は眠いのでまたすぐに寝てしまうが、ダイは入れないのでまた引っ掻く。
それを繰り返していつの間に寝ているのだが、暑くなるのか布団から出てしまうようで、そのうちまた「ここ、入れてくれよEE:AE482」が始まるのだ。
昨夜はここに「かあちゃん、部屋から出してくれよEE:AE482」の鳴きが加わった。
諦めのいいダイの割には執拗で、根負けした私はリビングまで連れて行ったのである。
もう出禁じゃ。
大きな大五郎との寝心地は最高だが、もう寝不足限界だ。
ダンナよ、今夜からエルはわたくしが。
ガッカリするだろうなぁ(笑)