夢。
アイドルになりたいとか、パイロットになりたいとかじゃない、朝起きれなくなる方の夢、ね。
また夢の話だ。夢を良く見るのである。良く覚えているというのか。
夢というものは視覚的なものだが、実際に嗅覚や触覚が伴うことある。
あくまでも、夢の中でだ。
それでも確かに、感じることがあるのである。
前回の風呂敷の感触などはかなり繊細な方だが、例えば良くあるのが味覚。
不思議と悪い時にばかりが現れる。だいだいどれも同じ味だ。苦酸っぱく、「吐くに吐けない」味。
また、走ろうとしてうまく走れないのも、いつものことだ。
どんなに頑張っても、足がもつれて出てこない。これも、視覚的なものではなく、感覚的なものである。
ネガティブな感覚が現れやすいのだろうか。
視覚的なものに関する明らかな傾向は、なぜか海はいつも信じられないほど綺麗だ。そしてトイレがいつも信じられないほど汚い(笑)
深層心理と関係しているのか。ちょっと知りたくないなEE:AEABF
ついでにいうと、歯や髪の毛が抜ける夢を良く見た。
これは夢判断で調べたが、大切なものを無くす不安から来ているとかそんなんだったように記憶している。
まぁ自分の頭の中で作られている世界だ。自分の気持ちと何かしら連動している可能性は十分にあるだろう。
今朝方見た夢も、そんな表れだったのかもしれない。
とにかく、とても喉が渇いていた。
尋常な渇きではない。
もう口の中はカラッカラで、ヒリヒリする程であった。
ここで現実が混入して来る。枕元に水があったはずだ。毎晩、薬を飲むので残りが置いてあるのだ。私はそこへ、手を伸ばす。
実際には、これは夢だ。この晩はたまたま、コップをそこに置いて寝なかったのである。なので私は目を覚ましたつもりになりつつ、夢の中の水を飲もうとした。
ところがほんの少ししか入っていない。
それは乾いたスポンジにのせられた、数滴の水分のようであった。
それでもそれはまるで、砂漠の真ん中にもたらされた恵みの如し。
私は早くそれを飲み込もうと喉を鳴らす。
それが。
どうしても飲み込めないのである。
激しい渇き、そこまで来ている水分。
怒りと焦りで私は何度も飲み込もうとするが、それは口の中に馴染むでもなく、喉の奥に落ちようともしない。
相変らず口の中はヒリヒリと渇き切り、まるで炎天下に干したタオルのようになっていた。
ものすごい苦痛を感じた。
精神的な苦痛。肉体的な苦痛。
目が覚めかかる。
ラッキー。
最後には食事も水も摂れず、酷い脱水で死んでいったラッキー。
最後まで、水を飲もうと這って求めていたラッキー。
そうか、これはラッキーが私にシンクロしているのだ。
いや、私に「降りて」きているのだ。水を求めて。
完全に覚醒し、体を起こす。枕元に、コップはない。
そして私は現実を知る。口を開けて寝ていたらしい、口の中がカラッカラだEE:AEB64
そして、スマホのアラームが鳴った。
朝だ。
また妙なアトラクションであった・・・。