グッタリしたまま、ほとんど動かない。
辛うじてトイレにはヨタヨタ自力で行っているが、途中で座り込んでしまうことも。
食事はもちろん、水も飲めなくなってしまった。
飲みたがり、水飲み場の前まで来るのだが、飲もうとして飲めない感じだ。ちょっと口をつけて諦めてしまう。
シリンジでやるようになる。
強制給餌もどこまでやるべきか迷うところだが、皮下輸液を自分たちでできるようになるまでは、病院へ行かなくてはならないのだ。それまでは頑張ってもらいたい。
飲み食いしなければ、それだけ死を早めることになる。
延命はしないと決めてはいるが、苦痛を最小限にするのが第一なので、皮下輸液はどうしてもマスターしたいのである。
強制給餌はキドナを中心にいくつもりだったが、希望を持って大量に買ってきたレトルトがある。
これをすり鉢ですりつぶし、キドナとなんならリンを吸着する薬も混ぜてやることにした。
我ながらいいアイデアだと思ったのだが、すり潰しても滑らかなペースト状にまではならないのだ。
シリンジの口に詰まり、なかなか吸い上げることができない。
時間をかけてだましだまし5ml程度まで入れて、それをラッキーの口に差し込んで食べさせる。
1回ほんの1滴程度が限界だ。
ちょっとでも多いと重みで口からこぼれ落ちるか、ラッキー自身が吐き出してしまう。
こうなるとなかなか口に入らず、焦る。
そこでつい、口からこぼれたものを指に乗せて口に擦り付けたら、それはこれでペロペロ食べたので、こぼれたのはこうして指から口に入れてやったのだ。そこで思った。
指でやった方がスムーズである。
中指に少量を乗せ、口の端に指を差し込んで口を開けさせる。
開いた瞬間、上あごにご飯を擦り付ける。
すると食べるのである。
口を開けさせられるというアクションのぶん疲労はあるかもしれないが、見た感じこの方がストレスが少なく、量も食べているように感じるのだ。時間も短くて済んだ。
準備も楽になるので、こまめに少量というあげかたができる。
水ばかりは指でやる訳にはいかないからシリンジになってしまうが、いかんせん1滴ずつなのでどれぐらい飲ませられているのかが不安になってしまう。
そのせいで、やりすぎたEE:AE5B1盛大に吐いたEE:AE5B1
ところがその直後、突然すごい勢いでゴクゴク飲みだしたので驚いた。
こんなに飲んでまた吐くんじゃないかと心配したが、その後はまた大人しく、動かなくなった。
反省EE:AE4E6
ついつい「もうちょっと」という気持ちになってしまうのを、グッとこらえなくてはいかん。
ご飯の量もしかりだ。
飲むのも食べるのも、疲れるのだろう。終わるとグッタリしている。
次の皮下点滴は土曜日か日曜日と言われていたが、今日(金曜日)連れていくことにした。
脱水は明らかである。
苦痛を減らすために、早く皮下輸液を自分でできるようにしたい。