ラッキー、帰る。
正直、もう厳しい状態だと諦めていた。
結局数値的には末期ではあるが、入院前よりもずっと元気になって帰って来た。
もし入院があまり負担になるようだったら、残り時間が少なくなっても一緒に自宅で過ごす道を選びたいと思っていた。
早まらないで良かった。
最期の時間にはなってしまうだろうが、その時間は延びた。
薬も何も貰わず、言われたことは「ご飯とお水をしっかり食べさせてください。」、それだけであった。
金曜日にまた連れて行き、経過次第で心臓の検査など他に抱える疑いへとりかかることになりそうだ。
退院し、もうお姫様のように「ラッキー様」を可愛がっている。
それを凝視するエルの視線が痛い。
膝を狙っているのは、ミュウも同じだ。
つくづく、全員を同じように扱うことの難しさを感じた。
大五郎だけが、全く動じていない。
ラッキーを一番に迎えたのは彼であった。
ダイは常に、みんなのことを想っているように見える。
ただ、それが正しく伝わってはいないようで、速攻ラッキーにパンチされていた(笑)
4猫揃う、最終ステージの始まりだ。
後悔のないようにしたい。
検査の結果は、次回まとめて。