目が覚めたら、昼になっていた。12時。
休日の目覚めはいつも遅いが、ド昼とはさすがに私も驚いた。
前日はライブだったのだ。
その後さらにバンド仲間達と飲みに行き、仲間が電車で帰ったという事はもう完全な朝だったということである。
久々に飲んで夜明かしした。
タクシーが捕まらず、ベンチで寝て待った。ダンナ、寝こけて転げた模様。
そんな昼なのである。私には朝だ。二日酔いである。
喉が渇いたのでリビングに行くと、ダンナもパジャマのまま寝ぼけた顔でテレビを見ていた。
こりゃ今日もラーメン食べて終わるコースか。
安心して布団に戻る。
「LINE、見たEE:AEB2F」やがてダンナが寝室にキラキラした顔で入っていた。
バンド仲間のLINEである。
ギタリスト夫妻が「お花見しましょ♪」と、桜の写真を貼っていた。
「花見だよEE:AE482」ダンナ、元気になった。さっきと顔が違う。
「じゃ、お風呂入って来て。出たら教えて。」そう言って私は自分の行動を先延ばしにし、いくらかの睡眠を確保する。
「出たよ~EE:AE482」
ダンナが急いで出て来たのか私が爆睡していたのかは分からない。こういう時間は早いものだ。
何しろ、眠い。
そして酒という気分ではない。
「後から行くよー。」できるだけ元気に答えたつもりである。
どうなるかは分からなかった。
過去にこのパターンは何度かあったが、実際に行ったことも行かなかったこともある。
いずれにしろ、答えは今ではない。行ってらっしゃい、お休み、グーEE:AEAC4
やっと起きたのは、4時だ。しかしこの場合の「起きた」は、一日が始まる「起きた」ではなく、とりあえずの「起きた」だ。腹が減った。
ポロ一をべて、さてどうするかと考えたが、まだ飲めるような感じではない。何より食べたらまた眠くなった。
さすが人間のクズだ。布団にまた戻る。
この間に何度かLINEが来ていたようだが、気がつかなかった。
マナーモードになっていたからである。なぜなら起こされたくなかったからだ。起こされてもいいぐらいなら、花見に行っている。
そのまま私は布団の中で時々スマホをいじっては眠り、とうとうダンナが8時に帰って来るまで布団に入っていた。
そんな私を見てダンナは「なんだよォ~EE:AEB30」とひと事。
帰って来る頃にはグデングデンに酔っているだろうと踏んでいたのに、意外とパリッとしていた。バツが悪い。
しかし結局私はその後も布団を出ることはなく、翌朝まで寝ていたのであった。
お陰でスッキリはした(笑)
良く寝る野郎だと呆れるかもしれんが、もっと凄いのがいる。
一緒に寝ていたエルだ。
彼女は私と一緒に布団に入ってから、私がポロ一をべてる間もずっと寝ていたから、飲まず食わずで丸一日寝ていたことになる。
他の子達はたいがいお腹が空いただのトイレだのと起こしにくるものだが、本当に良く寝る野郎だと呆れる。とか言ってみる。
さて、私の月曜日は今日からだ。
短い一週間の始まりである。