人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

三田製麺所@鷹の台

バンドリハの前に、一杯引っ掛けて行ったのだ。

ドラムのあっちゃんはB級グルメ好き、デカ盛り好き、激辛好き、というグルメさんであり、食べる物の話に花が咲く。

そういえば、以前私が撃沈させられた三田製麺所の限定激辛つけ麺の敵討ちを果たしてくれたとの事であった。

詳しい話を聞くと、「中本の北極やヒヤミほどの辛さではなかった。」とのこと。翌日仕事がなければつけ汁も飲めたという程度だったと。

ええっ!?ほんと!?

ちょい待ち、三田め、手ぇ抜いてるんじゃないか??

もうすぐ限定も終わってしまいそうだったので、滑り込んで再挑戦することにしたのであった。

もちろん今回も「極限」でいく。

平日の夕方である。店は空いていたが、つけ麺が出てくるまでは結構時間がかかる。

待って待って出てきたつけ麺は、見た目にはぜんぜん辛そうなヴィジュアルではない。

しかしのりの下に恐ろしい激辛ソースが仕込んであるのだ。良く混ぜると、つけ汁は真っ赤に色が変わる。

どれ、いくぞEE:AE47B

最初は全く辛味を感じない。普通のつけ麺だ。

魚介の風味の強い、ドロッとして粘度の高い濃厚なもの。

まぁこの頃はもうどこでも食べられるようになった、あの系だ。美味しいが、特別な感じはない。

しかし油断は禁物だ。辛さは後から来る。余裕のあるうちにできるだけ手早くかっ込んでおく。

麺はモッチリとして弾力があり、美味しい。

製麺所というだけある。

量は特別多くも少なくもない。

3分の1ほど食べたあたりから、急激に辛味が押し寄せてくる。

ううっ、おいでなすったか。これを感知すると腰が引けて食べづらくなる、気づかぬふりしてペースを保つ。

つけ汁の中には柔らかい角切りの肉がゴロゴロ、大きなぶっといメンマが数本。

どちらも美味しいのだが、辛さを中和するものがないのだ。麺を食べるよりも辛味が際立つ。こうなるともう、美味しいまずいなどの問題ではない。辛味増しの地雷のようなものだ。早い段階で食べるべきであった。

終盤。もう地獄だ。修行である。ひたすら無心で麺を口に運んでいく。

頭の毛穴が開き、涙がチョチョ切れる。

「辛い」と口に出す余裕もない。

麺の残りを見ると心が折れそうなので、一気に全部、つけ汁に放り込んだ。

水を飲みたいが、過去の経験から、飲めば余計辛くなることが分かっていたので我慢。

・・・したのだが、もう限界、一度少し飲んで、最後はもうただの「使命」として無理やり口に突っ込んだ。

辛い。

チョー辛かったEE:AEB64

私の感触だと、やはり中本よりこっちの方が辛い気がする。

辛さの種類が違うのだろうか。

ただハッキリしているのは、中本のラーメンは辛くてヒーヒー言いながらも美味しいと感じられるの対し、こっちのはひたすら辛い。もう次の手が出ないのである。

だからと言ってうまみがない訳でもない。これだけ辛いのに不思議なまろやかさがあり、魚介の風味もしっかり出ている。

やはり私の辛味耐性の許容範囲を超えているのだろう。三田製麺所に、あっちゃんに、負けた。

もう今度こそ、灼熱は終わりにする。

ハヒー。

ぽ子評価です。5段階で、

麺:4

具:4

つけ汁:評価のしようがない。

総評:今回はナシで。

「灼熱つけ麺」

麺が美味しいので、普通のつけ麺なら美味しく食べられる。