人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

救世主・KILLER

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今さらこんな事を書くのも恥ずかしいが、風呂の掃除が良く分からん。

ジメジメする場所なので、すぐに薄汚くなってしまう。

我流で通してきたが、いよいよ限界を感じ始めた。

ここに引っ越して来るまで住んだ家は、どこもせいぜい4、5年だ。風呂掃除に限界を感じるまでには、そこを離れていたのである。

しかしここに来てはや8年。チリも積もれば山となる。カビも積もれば落ちなくなってくるのである。

越してきたばかりの頃は、結構こまめに掃除をしていた。

風呂じゅうに洗剤を吹き付けて、ゴシゴシと。

面倒臭いじゃないかEE:AEB64

やがて頻度が落ちる代わりに、入浴ついでにチャチャッと掃除するに留まってしまったのである。

こすってもこすっても・・・、今度はあっち、次はあっち、と汚れやカビが現れてくる。

イタチごっことはまさにこの事で、本当にうんざりする。終わりのない戦いである。

サボればその分、汚れもたまる。非常に律儀にたまる。あいつらはサボッたりはしないのである。

そうするとさらにウンザリして、現実から目をそらしたくなる。

逃げたところで、奴らは増殖を続けるのだ。私は永遠に戦わなくてはならないのである。

完全に、風呂場の奴隷だ。結局また、入浴時にブラシと洗剤を手にする。

「目に付いたところだけ」というのが、せめてもの抵抗だ。

風呂のフタとか、あれは刑罰レベルである。いっそ我が家の刑罰とするか。・・・いや、やっぱりやめておこう・・・。その方が私にとっては良さそうである・・・。

そんなウンザリな風呂掃除だが、救世主はいる。

カビキラーだ。

吹き付けて放置するだけで、ピカピカに。

じゃあそれで楽しろよ、と思われるかもしれないが、使用頻度は極めて低い。

なぜなら、「救世主」なのである、そんなにしょっちゅう呼び出したりはできないのだ。

どうせならしっかり汚れを溜めてから、ギャフンといきたいのである。

しかし、汚れは「溜める」ものではない。汚ければこすらなくてはと思ってしまう。

面倒なのでその具合が中途半端であり、思い切って救世主を召喚する程でもない、かといって何日も見過ごすこともできない、でもできるだけやりたくない、その複雑な思いの賜物が、現在の我が家の風呂場なのであった。

長くなったが、今日、久しぶりにカビキラーを使ったのだ。

もう葛藤にも疲れて、その存在を忘れかけていた。

「カビキラーの目」で見ると、汚いねぇ、どこもそこも。

締め切って噴射しまくったが、別に具合が悪くもならなかったし、においも気にならなかった。

ところが部屋に戻ってそっちのにおいがおかしい。

そんな事は考えにくいので、恐らくカビキラーの強烈なにおいに慣れてしまって、嗅覚がおかしくなったんじゃないかと思う。

何というか、保健室のような、ムヒのような、消毒薬のようなにおいである。

そっちで気持ち悪くなってしまった。換気扇を回す。オエー。

猫が死ぬんじゃないかと、本気で心配した。

時間をおいて風呂場に行ったら、オオ!!さすがメシアである。素晴らしくきれいになっていた。

感動して私は、腕を後ろに回してのけぞってしばらく眺めていた。

決めた。

もう入浴のたびにチマチマはやらない。

じゃんじゃんカビキラーを使ってやる。

以上、カビキラーはすごい、というお話でした。