みーにゃんが来月になったらアメリカに行ってしまうEE:AEB69
もう10年以上前に勤めていた会社の友人だが、年賀状だけは毎年やりとりしていたのだ。
これが繋がっているうちはいつでも会えるという安心感があったが、今年の年賀状に、その悲しい知らせが書かれていたのである。
5年ぐらいで戻ってくると言っているが、その前にもう一度会いたい。
会った。
次は「あの頃のみんな」で会いたい。
幹事を買って出たのだが、ひとりで幹事を引き受けるなど初めての事である。
何からやれば・・・。
とにかくみんな、全然連絡を取っていなかったのだ。
パソコンを買い替え、携帯は水没した今となってはみーにゃんぐらいしか連絡先が分からない。
みーにゃんも「このアドレス、まだ生きてるのかなぁ・・・」と言いながら何人かのメアドを教えてくれたのだが、ほとんどこれで連絡はついたので一安心だ。
が、心残りなのはあとふたり。
この二人は仕事を辞めてから全く交流がなくなっていた。
しかし、連絡先を知っていた時期があったのだから、そのモノが残っていれば分かるはずである。
こんな時つくづく「捨てなくて良かった」と思ってしまうので、ますますモノは増えていく事だろう。
恥ずかしながら、彼らと遊んだりしていた頃は、携帯を持っていなかったのだ。
このブログを始めたときにもまだ持っていなかったのだ、相当奥手な女だったのである。金がもったいなかっただけだが。
つまりそれは、電子機器に記録は残っていないことを意味する。
あるなら手書きだ。
アドレス帳。
・・・フッ、ちゃんとあるぜ。
そういうメモリアル的なものは、一番捨てない群なのである。
それはベッドの下の収納スペースに入っていた。
ぴったりテープで口を閉じてある袋が3つ。
封印した過去を広げるようで、ちょっとドキドキする。
自分でも忘れていた甘い思い出は出てこないか?
くせー(笑)
テープをはがして袋を開けると、古い紙の臭いがたち込めた。
中には小さな手帳とアドレス帳が7冊。
半分はダンナのだ。見るような事はしない。
昔「ちょっと見せろ」と言ってほとんど見せてもらったからもういいのだ。
私のアドレス帳は4冊だが、どれも何となく覚えている。
一番古いのは恐ろしくて見れなかった。
絶対に「甘い思い出」などない、好き勝手に生きていた恥ずかしい時期である。
思い出したくない名前もあるだろう。
でも、捨てないEE:AEAABもしかして万が一にも「甘い思い出」があったら困るからだ(笑)
2冊目からは順番は忘れていたので、適当に開いてみた。
あ・・・、恥が・・・。
空いたページに酔っ払ってヘロヘロの字で何か書いてある。
あまりにも汚い字でさっぱり読めやしない。
しかし私は覚えている、これをちゃんと解読していた時期があった事を。
それはかなり貴重な情報だったはずだ。
酔った勢いで聞き出したのである。
ヤバい、思い出しそうだ、封印EE:AE4E5
チャリラリラ~(気持ちを入れ替えている)EE:AE5BE
おお!!あった!!とみ姉あった!!
しかし、10年以上前の携帯の番号である。
ダメもとで控えておく。
コーちゃんの方はとうとう見つからなかった。
どうにか分からないものか。
住所は途中までは覚えている。
ネットの電話番号検索にかけてみるが、ひっかからない。
そこの地名と彼の名前をフルネームで入れてYahoo!で検索してみたが、やはりない。
まぁこれで出てこないという事は、少なくとも大きな事件を起こして有名になったりはしていない代わりに、偉大なことをして有名にもなっていないという事だ。
ちなみに自分の名前を検索してみたが、同姓同名の他人が何人かいる事がわかっただけであった。
ところが旧姓で検索したら、同姓同名で同じ血液型、同じ星座で歳がひとつしか違わないアナウンサーがいたので驚いた。
ついでに姓名判断を見ると「孤立 自滅 不遇 不如 トラブル 虚無 虚偽 心弱 意志薄弱 失敗 挫折 病弱 転換 薄幸 消極的 短命 逆境 孤独 衰弱」と散々であり、吉となっている部分も「勤勉 努力 成功 根気 忍耐」などと努力を強いられている。
結婚して良かった。
ダンナが婿養子じゃなくて良かった。
あのアナウンサーは幸せに暮らしているだろうか。
コーちゃんの連絡先は、分かりそうもない。
とみ姉の電話も繋がる気配がない。
せめて連絡のついた全員が会えることを願う。