飲み過ぎと不摂生のせいか、顔がパンパンにむくんでいる。
せっかく、片目だけだが、一重が二重になるという奇跡が起こったのに、むくみでもとに戻ってしまった。
その上エルにひどく引っかかれたので、すごい顔である。
そのまま週末に突入だ。
月曜から頑張るよ。
結局昨日もしこたま飲んでしまったが、寝た時の記憶はなく、気がついたら朝だ。
二日酔いの体は辛いが、睡魔に持っていかれる精神的な充足感はあった。
なので、意外と気分は良かった。
という事で、放置していた事に着手した。
ひとつは花だ。
1月8日に買った花が、庭に出しっぱなしであった。
何でこんなに日にちがハッキリしているかというと、ラーメン屋「いごっそう」に行った時の帰りに買ったからである。
てめーのラーメン記事で、ハッキリさせることができるのだ。
つまり、1週間、レジ袋に入ったまま庭に出ていた事になる。
プリムラという花で、カラフルで綺麗だったので6つ買った。6つ放置だ。
実は買った事も忘れていたのだ。
「いごっそう」でラーメン食べてキジトラ・カイ夫妻と飲み、二日酔いでやられ、成人式で飲み、二日酔い、なんて感じだったので、すっかり忘れていたのだ、プリムラの存在も我が家の庭にすでにある花の存在も。
昨日水遣りをした時に、やっと思い出したのである。
これを大きな鉢に植えるのだ。
幸い、枯れかかったミリオンベルの鉢が、寄せ植え用で大きなものであった。
さらば、最後のミリオンベル。
根元は枯れているのに先はまだ緑という中途半端な状態だったため、捨てるのをためらっていたのだが、いよいよお別れだ。
引っこ抜こうとして気付いたが、1輪だけ赤い花が咲いていた。
む、なんて事を。
私に「残虐な行為」である事を知らしめるためなのか。
まだ生きている。
しかし、これ以外にちょうど良い鉢がない。
ハサミでパチンと花だけ切って、5センチ程の小さな花瓶に入れる。
一度鉢を空にしてからプリムラを入れ、またそこにミリオンベルの砂を入れる。
何をやらせてもケチだ。細い根っこがたくさん混じったままである。
こんなんだから、我が家の花はいまひとつ元気がないのかもしれない。
突然得体の知れない葉が生えてくる事はあるが。
花が植わると、今度は寝室に向かった。
こちらも深刻だ。
床が砂だらけなのである。
正確に言うと砂ではなく、砂代わりに使う「ゼオライト」という色のついた砂利だが、これが床一面に散らばっているのである。
ある日気まぐれでダイを連れて寝たら、高いところに置いてあった観葉に飛び掛り、ひっくり返してしまったそのままである。
こちらも1週間。
ネコの粗相が臭おうが砂が撒かれていようが、案外平気で生活できるものである。
そのくせ新聞屋のバイクや照明の微妙な明るさで眠れなくなるこの繊細さが、謎である。
掃除機をかけ、新しいゼオライトを入れ、転がっていた観葉をそこに挿した。
1週間も放置したので、シナシナだ。
可哀相だったのでベランダ側の日の当たる窓際に置いてやったが、洗濯物を入れるときに蹴っ飛ばして「スタートに戻る」である。
まぁ結構充実した一日だったが、月曜からは本気出すつもりだ。
部屋が片付いて臭いが取れたら、ぜひ遊びに来てくれたまえ。