人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

Over

この酷い二日酔いが、昨日の夜を象徴している。

緊張した面持ちで彼が現れたのは、もう9時半である。

すでに何度か会った事があるが、きちんと顔を合わせるのは初めてである。

遠慮なく言わせてもらうが、私はこんなに顔の整った男の子を間近で見たことはない。

「イケメン」なんて生易しいものではない。

美少年である。

一気に私の緊張も高まる。

そのせいで飲むペースが加速、気が付いたらアホな母親が出来上がっていた。

もうボケ過ぎて話が進みません、と言うほどボケまくった。

食事だけ一緒にしたら解放してあげる予定が、12時近くまでアホにつき合わせてしまった。

アホ。

アホな夜であった。

アホな夜EE:AEB64

そのツケが回って、酷い二日酔いである。

ダンナもグッタリと現れ、グッタリと出かけていった。

喉を通るのは、もう麺類だけである。

晩御飯はラーメンに決定。

しかし、なぜまた飲むよ!?

ダンナは何の迷いもなくビールを飲み始め、そうなると私も無理してでも飲みたくなるのである。

何やってんだか、ウプ。

アホである。