この酷い二日酔いが、昨日の夜を象徴している。
緊張した面持ちで彼が現れたのは、もう9時半である。
すでに何度か会った事があるが、きちんと顔を合わせるのは初めてである。
遠慮なく言わせてもらうが、私はこんなに顔の整った男の子を間近で見たことはない。
「イケメン」なんて生易しいものではない。
美少年である。
一気に私の緊張も高まる。
そのせいで飲むペースが加速、気が付いたらアホな母親が出来上がっていた。
もうボケ過ぎて話が進みません、と言うほどボケまくった。
食事だけ一緒にしたら解放してあげる予定が、12時近くまでアホにつき合わせてしまった。
アホ。
アホな夜であった。
アホな夜EE:AEB64
そのツケが回って、酷い二日酔いである。
ダンナもグッタリと現れ、グッタリと出かけていった。
喉を通るのは、もう麺類だけである。
晩御飯はラーメンに決定。
しかし、なぜまた飲むよ!?
ダンナは何の迷いもなくビールを飲み始め、そうなると私も無理してでも飲みたくなるのである。
何やってんだか、ウプ。
アホである。