人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

MFR Vol.37〈The Day・1〉」

「もうあと30分で出ないと、お昼食べられないよ~~。」という声が聞こえた。

もうそんな時間か。全然お酒抜けてないよEE:AE5B1

あぁ動きたくない、寝ていたい。

昼ご飯いらないならもうちょっと寝れるが、気持ち悪くて何かお腹に入れないことにはかえって吐きそうだ。

駅前のラーメン屋に行く。

それだけを目標に、リハもライブも考えずに私はやっと前進した。

キツい。

これはかなりヘビーな二日酔いだ。

平熱6度3分の人間が、7度8分ぐらいの熱を出したら、こんな具合になろう。

ダルくて気持ち悪くて頭が痛い。ひと足ひと足が重い。

駅でべーしすと氏に会ったが、「ラーメン食べて行きますので遅れます。」と悪びれももせずに言って別れた。

病人である。

人様への非礼の感覚もボケている。

つくづく、二日酔いには麺類である。

これで体が温まり、少しばかり活力が補充された感じになる。

とは言え、リハかぁEE:AEB64

歌うとか弾くとか、全くできる気がしない。

非常に疲れたが、頭が回らない分、気負わず極めて自然体でできたのが新しい発見であった。しかし、非常に疲れた。

久しぶりにサクロンなど飲む。

セッティングがあるので、早めに会場入り。

企画のえびちゃん、やはり前夜の酒が祟って体調があまり芳しくない模様(笑)マスターもグッタリしている。

私達の出演は、オープニングのセッション後の一番手だ。こんなコンディションには有難い。

スタート30分前になると、私同様グッタリしていたダンナはべーしすと氏に「そろそろ始めますか」などといい、ビールを飲み始めた。

ウウッ。無理だ。全く飲める気がしない。

最初の一杯さえ乗り越えれば、そこにパラダイスが待っていることは経験上分かっているが、それでもどうしてもそんな気分になれないのだ。全身で、アルコールを拒否している。体も、脳も、そして本能も。

とうとう全くアルコールの入らないまま、本番となった。

面白いことに、全然緊張しなかった。そんな気力すらなかったのである。

なので、落ち着いてできたと思う。

これもまた、新鮮な体験だ。こうして私はアルコールという補助輪を外していくのだろうか。

ビートルズの強みは、その知名度の高さとニュートラルで広い音楽性だ。

その分セトリを考えるのはなかなか大変だが、そこに楽しみもある。

今回は急遽決まった出演だったので新曲はなかったが、それでもこういう組み合わせの選曲ができたのは、楽しいことである。

セトリは記事の最後をクリック。

*Drive my car

*Savoy Truffle

*Lucy in the sky with diamonds

*Jet(Wings)

*Live and let die(Wings)

*Helter skelter

*All my loving

*Back in the USSR