「もうあと30分で出ないと、お昼食べられないよ~~。」という声が聞こえた。
もうそんな時間か。全然お酒抜けてないよEE:AE5B1
あぁ動きたくない、寝ていたい。
昼ご飯いらないならもうちょっと寝れるが、気持ち悪くて何かお腹に入れないことにはかえって吐きそうだ。
駅前のラーメン屋に行く。
それだけを目標に、リハもライブも考えずに私はやっと前進した。
キツい。
これはかなりヘビーな二日酔いだ。
平熱6度3分の人間が、7度8分ぐらいの熱を出したら、こんな具合になろう。
ダルくて気持ち悪くて頭が痛い。ひと足ひと足が重い。
駅でべーしすと氏に会ったが、「ラーメン食べて行きますので遅れます。」と悪びれももせずに言って別れた。
病人である。
人様への非礼の感覚もボケている。
つくづく、二日酔いには麺類である。
これで体が温まり、少しばかり活力が補充された感じになる。
とは言え、リハかぁEE:AEB64
歌うとか弾くとか、全くできる気がしない。
非常に疲れたが、頭が回らない分、気負わず極めて自然体でできたのが新しい発見であった。しかし、非常に疲れた。
久しぶりにサクロンなど飲む。
セッティングがあるので、早めに会場入り。
企画のえびちゃん、やはり前夜の酒が祟って体調があまり芳しくない模様(笑)マスターもグッタリしている。
私達の出演は、オープニングのセッション後の一番手だ。こんなコンディションには有難い。
スタート30分前になると、私同様グッタリしていたダンナはべーしすと氏に「そろそろ始めますか」などといい、ビールを飲み始めた。
ウウッ。無理だ。全く飲める気がしない。
最初の一杯さえ乗り越えれば、そこにパラダイスが待っていることは経験上分かっているが、それでもどうしてもそんな気分になれないのだ。全身で、アルコールを拒否している。体も、脳も、そして本能も。
とうとう全くアルコールの入らないまま、本番となった。
面白いことに、全然緊張しなかった。そんな気力すらなかったのである。
なので、落ち着いてできたと思う。
これもまた、新鮮な体験だ。こうして私はアルコールという補助輪を外していくのだろうか。
ビートルズの強みは、その知名度の高さとニュートラルで広い音楽性だ。
その分セトリを考えるのはなかなか大変だが、そこに楽しみもある。
今回は急遽決まった出演だったので新曲はなかったが、それでもこういう組み合わせの選曲ができたのは、楽しいことである。
セトリは記事の最後をクリック。
*Drive my car
*Savoy Truffle
*Lucy in the sky with diamonds
*Jet(Wings)
*Live and let die(Wings)
*Helter skelter
*All my loving
*Back in the USSR