人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

延期人生

眠い・・・。

朝起きてみると、録画したF1を観るために早起きしたダンナが、昨日のうちに買った惣菜パンを食べていた。

了解っ、引き続き寝るであります。

次は8時半だ。

ん?

そういえば娘ぶー子は7時半に起きるはずだったが、もう行っただろうか。

そっとぶー子の部屋を開けると、まだベッドで爆睡している彼女が見えた。

昨日もついつい2時までゲームをやってしまったが、ぶー子も「眠れない」とウロウロしていたのだ。

アンタも似たような人生だねぇ。

遅刻ぶー子を見送ると、まずは一応ソファに座った。

さぁどうするか。

眠くはない。

動ける。

寝坊はしたが、まだ9時である。

しかし昨日は良く歩いたし、寝た時間も遅かったのだ。

お、そう考えると何だか眠い気がしないでもない。

手帳、買っちゃったしね。

あれに書き込んだら最後、もう忠実にそれに従うことになるのだ。

私に残された自由は、あと何日だろう?

そこで私は試す事にした。

エルを連れて寝室に行く。

ベッドに入らずに、ちょっと横になるだけにしてみよう。

これで寝てしまったら、そのまま二度寝だ。

寝るに決まってんじゃねーかEE:AEB80

起きたら10時を回っていた。

ところで、私は何か大切な事を忘れているような気がした。

しかし、思い出すのが恐かったので、あえて思い出そうとしなかったのだ。

あの時は寝るか否かで大変だったのだ。

しかしもう寝たので、仕方なく思い出すことにした。

明日、来るのだ、アレが。

アレの存在はもうずいぶん前から分かってはいたが、ぶー子が諸事情からブログのネタにするなと言っていたので「何か訳わからない知らない人」というポジションにおいていた。

しかしそのアレが明日うちに来るかもしれないと言うのだ。

そうなると私の日常にも影響を及ぼすので、隠すと不自然になってしまう。

まぁアレだ。

アレが来るのである。

となると、こんな散らかった部屋では恥ずかしい。

私も恥だが、ぶー子も恥である。

「とにかく猫の糞尿関係を・・・。」と彼女は言ったが、テーブルに並んだワインの空き瓶の群れは構わないと言った。

どういう判断基準か、と突っ込みたくなったが、ぶー子が良くても私は良くない。

糞尿も、ワインの空き瓶も、収納スペースから溢れ出ているダンボールも、収納箱から溢れ出ている新聞も、クリアケースから溢れ出ている領収書&ダイレクトメールも、出しっぱなしのソースも、ゲームの攻略本や攻略メモも、麦茶のパックも、インスタントスープの箱も、どれもこれも良くはないのである。

しくった~~、間に合わないんじゃないの?これ・・・。

場合によっちゃ、晩御飯を出さなくてはならないだろう。

となると仕事の帰りに買い物するんだから、もう献立を考えておかなくてはならない。

しかし、ダンナが明日着ていくYシャツがない。

その前に、洗濯が終わって干さなくてはならない。

何が先だ!?

諦めるならどれだ!?

何か、もういいや・・・・・。

時間ないし、明日頑張ればいいじゃん。

鍋を火にかけ、月曜恒例のサッポロ一番みそラーメンぽ子スペシャルを作る。

ちなみに晩御飯は、ホープ軒のインスタントラーメンである。

ダンナに「晩御飯、何だと思う?」と聞くと、「ラーメン」と即答した。

鍋、と言われるのもキツいが、トホホである。

まぁ手帳に書き込むまでの話だ。

掃除も食事も、真っ当な生活は全てそれからである。