昨日は極限まで寝るのを我慢した甲斐があって、電気を消したらすぐに寝ていた。
しかし一体あれは何時だったのだろう?
いずれにしろそれが朝の5時だったとしても、眠れずに新聞屋の音を聞くよりよっぽどいい。
満たされた朝であった。
「今日はちょっとみなさんにお願いがあります。」
仕事に行くと、課長がみんなの前で話し出した。
「すでにもう知っている人もいるかもしれませんが・・・、」
不況と言われ始めて久しいが、わが社の、少なくとも私達の部署にはその波は来ていなかった。
ついこの間まで、残業だってちょくちょくあったのだ。
ところが年末あたりから仕事量が減り始め、ついに勤務時間の調整をされるに至ったとの事である。
勤務時間が減るのはパートタイマーだけで、だいたい1日マイナス一時間ほど。時々休日が入る。
年末から「暇だから休んでいいですよ」と言われる事が時々あったが、もうこれは悠長に「ホリデー♪」とも言ってられなくなってきた。
これまで不況だ、米不足だ、と世間が騒いでいても、困った事になどなった事がなかった。
米なんぞあってもなくても麺ばかり食べていたし、バブルが崩壊した事も、それ以前にその渦中にいながらバブルさえ気付かなかったのだ。
幸せな事に、贅沢もしない代わりに我慢もしないでここまでやってきた。
しかしついに、不景気の波が押し寄せてきたのだ。
今月の出勤予定表を見た限り、すぐに生活が行き詰まることにはならないが、貯金ができなくなりそうだ。
地味な地味な貯金だったのだ(泣)
ぽ子、悲しい。
とは言え、他の部署は無期限の自宅待機状態なのだ。仕事があるだけありがたいと思わなくては。
この先、世の中はどうなっていくんだろう?
貯金ができなくなりそうで、やっと本気でビビり出したぽ子である。