たまげた・・・。
今日も仕事は休みで、酒も抜けたし1日頑張っぺ、と掃除を始めたのだが、テーブルの上にぽ子の給料明細が乗っていた。
おお、忘れておった、サッサと見てしまっちまわないと。
・・・・・34430円・・・・・。
仕事がないために出勤時間が減っている上、ゴールデンウィークで9日間も休んだのだ。
覚悟はしていたが、これでは食費にもならない。
不景気と騒がれて久しいが、ぽ子の勤めている会社は比較的その波は遅く来た。
仕事が減ったのは年が明けてからだが、もうちょっと待とう、もしかしたらもうすぐ景気が良くなるかも、と様子をみていたのだ。
気がついたら5ヶ月が過ぎていた。
現在ぽ子の部署のパートは4人だが、実質1人で済む仕事を4人で分割している。
なので午前1人、午後1人である。
休日は週に土日を含めると4日、ぽ子の仕事は午後だけだ。
ひとりは辞めた。
7年も勤めていたのに、このフットワークの軽さには驚いた。
「私の分の仕事が、みんなに少し渡ると思うよ」という悲しい言葉を残して去っていったが、実際その通りなのである。
誰かが辞めればその分残った人に回るのだ。
ワーキング・バトルロワイヤルである。
最後に残る1人になれば充分な仕事が回ってくるが、一緒に働いてきた仲間が辞めるのを願う気持ちには到底なれない。
かと言って自分が辞める気にもならないのだ。
仕事がないのは困るが、休みは取りやすいし環境もいいし、仲間もいい人ばかりだ。
社長と専務は良く飲み会や旅行を企画してくれるアットホームな職場でもある。
ついズルズルとここまで来てしまったが、もし私が私自身にアドバイスをするなら、「早く新しい仕事に移れ」である。
仕事とは働いて給料をもらうところである。
環境も仲間も本来、二の次じゃないのか。
しかし、今の職場に留まる道も、なくはない。
減った給料の分を切り詰めるのである。
そもそも贅沢もしていなかったが、節約もしていなかった。
「仕事を辞める」と宣言するつもりで書き始めた記事だったが、やっぱりもうちょっと頑張ってみようかと思う。
ハハハ・・・。