人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ドラクエⅧ ~隠しダンジョン~

もう終わったはずのドラクエⅧだったが、それを会社のボーイズに言うと、まだ続きがあるらしいではないか。

ただ、もの凄く難しいダンジョンらしい。

もう一応クリアしているのだからやらなくてもいいっちゃいいダンジョンだったが、そこでちょっとした「真実」が分かるという。

う~~、知りたいけど、話して聞かされるよりも自分のこの手で知りたいなぁ。

しかしもう、レベル上げはウンザリである。

と言うと、「僕が上げときましょうか?レベル。」という神の声がした。

上司アンガ・23歳。

結婚を控えたわが部署の主任である。

かくして私は彼にソフトとメモリーカードを託し、9日間のバカンス(食っただけ)に入ったのだった。

そして昨日、24時間が10回の後に、ついに帰ってきたのだ、強くなったぽこっちパーティが。

私はすぐにでもやりたかったのだが、メモリーカードアダプターにささっているメモリーカードが抜けない。

こいつが抜けてくれないと、強いぽこっちのデータがここに挿せないではないか。

ぎゅうぎゅう引っ張ると、ミシッと言ったので諦めてダンナが帰るのを待った。

こんな日に限ってダンナは残業で、結局再び電源が入ったのは2時半である。午前2時半。

しかし待てないので、静まり返った家で一人、コントローラーを握ったのである。

そこからは驚きの連続である。

まず、セーブデータのタイトルになっている、主人公ぽこっちのレベルが、45だったものが59になっていた。

45が59である。

参考までに、ぽ子のペースでレベルを一つ上げるには、2日は必要である。

1回にできる時間が少ない事もあるが。

次にはロードされて出てきた画面のゼシカにビックリ!!

つーか、先頭がゼシカに変わっていたのだ。

そしてそのゼシカは、露出度の高いセクシーな衣装をまとっていた。

羽まで生えている。

ああ?ここはどこだ?見覚えはある町だが。

まずはルーラで回復に飛ぶ。

ルーラの行き先候補の並び順が変わっていた。

格闘場が行けるようになっていたのだ。

格闘場?

上司アンガは、満タン返しというレンタカーのルールをここで応用はしていなかったようである。

いったい回復するとどこまでHPが上がるのか?

ケチなのでいつも「ふしぎな泉」で回復しているが、そこで、ひっさしぶりにミーティア姫の夢を見た。

あんた、いつもお腹いっぱいだったのに・・・。

行き先は、いわゆる隠しダンジョンである。

上司アンガに渡す前に2、3回入ったが、ザコでも強すぎてスゴスゴ帰って来たのである。

じゃあまず、鳥に乗らなくては。「神鳥のたましい」は・・・。

誰も持ってなくて、それは袋に入っていた。

各自、荷物にはまだ余裕はあるのに、なんで袋に・・・。

もしかして、あそこに1発で飛べる方法があるのか?

謎だらけである。

そしてダンジョンに入る。

「フ。」

最初のバトルが終わったときの気持ちである。

余裕で勝てるやん。

だいたいHPが激増しているのだ。

これが0になる時が来るとは思えない。

余裕はあったが、私は試してみたい事があった。

本来ならピンチを救うコマンドなのだろうが、出してみよう。

「なかまを呼ぶ」である。アンガが言っていた。

FFの召還のようなものだと聞いたが。

仲間のチーム名の一覧が表示されると、「ぽこーず」と「ぽっこぽこ」になっていて爆笑した。

ぽこーずは強烈な回復グループで、ぽっこぽこは強烈な攻撃グループである。

こんなのはズルじゃないのか?という程強い。

その上、次のバトルではHPが回復しているのだ。

もう最後までこいつらに任せていいじゃないか。

最後の敵に向かう前に、「もう『小さなメダル』はそのダンジョンにしか残ってないから、それを取って最後の武器を手に入れて。」と上司アンガから言われていた。

彼はメダルも100いくつ、集めていてくれたのだ。

しばらく進んだが、3時である。

地図を手に入れて、出直す事にする。

錬金釜がチーンと鳴った。

まだあるのか(笑)