人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

マ・メゾン@小平

検索していてカレーでヒットしたのだが、カレー屋ではない。

ちょっと洒落た洋食屋さんである。

以前何度か行った事があるが、カレーとは結びつかなかった。

たまたまディナーに予約が入っているとかで、今日に限ってラストオーダーが3時であった。

着いたのは10分前。危ないところであった。

中世のヨーロッパを思わせる、古い洋館である。

細部までこだわっていて、本当にそのまま時が止まったような空間だ。

2階に通され、カレーを注文する。

・・・なんかカレーで恥ずかしい。

すぐそこにはウェイターが、皆の要望にいち早く応えられるように、微動だにせずまさにウェイトしていた。

喉が渇いたので出された水をググッと飲み干してしまったが、すぐさま彼は消えて、水を持って再び現れた。

7つもあるスプーンとフォークのうち、カレーに不要な5つを下げに現れたが、もういちいち何が起こるのか予想できず緊張した。

すみません、こんどスーツ着てコース食べに来ます。お金たまったら。

注文した「ご隠居カレー」は、激辛と書いてあった。

しかし上品な欧風カレーの中での激辛で、ヒーヒー言って終わるような味ではない。

ダンナなど辛いものは苦手だが、汗をかきかき「美味しい」としっかり食べきった。

ビリビリした辛さではなく、スパイスの刺激である。

こしょうなどは粒で入っていて、これを噛むとパァッと口中に香りが広がって、イイ。

たっぷり入ったビーフは、しっかり煮込まれてとても柔らかいものが、たっぷり入っている。

ソテーオニオンもしっかり入り、汁っぽさのないドロンとしたソースだ。

しかしライスとのバランスが悪かった。

ライスはデフォルトで驚く程大盛りで、それに対してソースが少ないように思う。

辛いものが苦手なダンナは「多すぎることはなかった」と言ったが、やはり最初に見たときは圧倒されていた。

とても手の込んだカレーを食べた気がする。

1100円でもこの内容なら納得である。

雰囲気がいいお店なので、今度は特別の日にお洒落でもして来たい。

ぽ子評価です。5段階で、

味:「5」

量:量はいいけどバランスが悪い。「4」

価格:「3」。

総評:店のクオリティの高さもあり、「4」

「ご隠居カレー」 1100円。

手前の古い鍵が、伝票代わり。

店構えはこんな感じでお洒落。

マ・メゾンHP