人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

大吉家@東伏見

今日はラーメン食べたいです、と言ってあった。

今日はもクソも毎週食べているが、まぁ一応アピールはしておく。

なので店の選択を任されてしまったが、意外と難しいところである。

電車で行くような遠い店なら事前にある程度の計画が必要だし、計画をしないまま当日になってしまったのだから、近場ということになる。

できれば新規開拓したいのだが、食べたいジャンルを絞ってしまうと、そうそう新規もないものだ。

なのでこういう時は、初めてではないけど久しぶりなお気に入り、となる。

今回は家系が食べたかった。

あの壱藤家の店主が殺されてしまい、近くの家系だとここ大吉家がベストである。

前回行ったらやってなかったのが不安だが。

昼に行くと、普通にやっていた。

駐車場のない、小さな店である。

この手の店は突然なくなってることがあるので本当に心配なのだが、ちゃんと営業してはいた。

ただ、活気がなく、エネルギーのようなものを感じなくなっていた。

店主なのだろうか、女性の方がひとりで切り盛りしているが、小柄で大人しく、悪く言えば生気のない感じである。

動きも非常に緩慢で、正直不安になった。

「小吉ラーメン」を麺硬めで。

ちなみに小吉とは量で、中盛りが中吉、大盛りが大吉である。

しかし味のほうは以前食べたそのまま、彼女のその佇まいとは対照的なパワフルな家系であった。

こってりとした油、それといいバランスを取る豚骨のダシに調味料。

とても力強いスープである。

麺は硬めで「普通」という印象だ。そういう意味では硬めは必至か。

滑らかながらキュキュッとコシのある太麺だ。

スープの強さをしっかり受けている。

チャーシューは厚めで、しっかり味がついた柔らかいもの。

かなり美味しいと思う。こんなんでチャーシュー麺食べてみたいものだ。

大きなのりも3枚、バリッと立っている。

のりとほうれん草は家系のスタンダードアイテムだが、ちゃんと考えられたものなのだろう、とても相性がいい。

それ故、家系ラーメンでトッピング不足を感じることはあまりない。

おいしかった。

かなり好きである。

作り手の女性だが、よく見ると左腕を痛めてかばっているような動きにも見えた。

女性一人で(若い男性を見た事があるが)頑張って切り盛りしているのだろう。

活気はいまひとつだが、丁寧に忠実にラーメン作りをしていると思われる女性店主の、ちょっといいお店である。

頑張って欲しい。

ぽ子評価です。5段階で、

スープ:おいしい!!「4」。

麺:スープに合う。「4」。

具:不満ナシ。「4」。

総評:この辺では一番。「4」。

「小吉ラーメン」