人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

胸いっぱいの愛を

寝ておった。

太鼓の達人を思いのたけ遊び、気がついたらそのままソファで寝ていた。

目が覚めたらつけっぱなしのテレビで、北京オリンピックの閉会式が中継されていた。

今回こそ、たくさんの競技をちゃんと見るぞと思っていたのに、まともに見たのはタレコミのあったソフトボールの決勝だけだ(笑)

そんなんで閉会式などどうでも良かったのだが、半開きの目に入って来たのはジジイのギタリストだ。

なんだ、このジイサン?と思ったその彼は、

ジミー・ペイジだった!!

ハタチそこそこの小娘にかの「Whole Lotta Love」を歌わせ、彼はあの有名なソロを弾いている。

今日は昼過ぎから飲んで、酔いつぶれて寝ていたのだ。

それをたまたま目を覚ました時にたまたまテレビがついていて、たまたま閉会式をやっていてたまたまジミー・ペイジがたまたま「胸いっぱいの愛を」を弾いていたのだ。

この閉会式を何ヶ国の人が見ていて何ヶ国の人がジミー・ペイジの、ZEPのあの曲を知っていたかはわからないが、「すごいんだぞ」「彼はすごいんだぞ」と、アルバム「マザー・シップ」を全ての人に聴いてもらいたいと思った。

私はいまだにカラオケであの曲を歌っている。

あの小娘よりもきっとずっと多く歌っている。

あの曲を歌うべきなのは私だったッ!!

今、会場では花火が上がっているが、私にはあれはジミー・ペイジのギターへの賛美に映る。

神様、私に彼のギターを見せてくれてありがとう。

どんなアスリートの感動の瞬間よりも(笑)