寝ておった。
太鼓の達人を思いのたけ遊び、気がついたらそのままソファで寝ていた。
目が覚めたらつけっぱなしのテレビで、北京オリンピックの閉会式が中継されていた。
今回こそ、たくさんの競技をちゃんと見るぞと思っていたのに、まともに見たのはタレコミのあったソフトボールの決勝だけだ(笑)
そんなんで閉会式などどうでも良かったのだが、半開きの目に入って来たのはジジイのギタリストだ。
なんだ、このジイサン?と思ったその彼は、
ジミー・ペイジだった!!
ハタチそこそこの小娘にかの「Whole Lotta Love」を歌わせ、彼はあの有名なソロを弾いている。
今日は昼過ぎから飲んで、酔いつぶれて寝ていたのだ。
それをたまたま目を覚ました時にたまたまテレビがついていて、たまたま閉会式をやっていてたまたまジミー・ペイジがたまたま「胸いっぱいの愛を」を弾いていたのだ。
この閉会式を何ヶ国の人が見ていて何ヶ国の人がジミー・ペイジの、ZEPのあの曲を知っていたかはわからないが、「すごいんだぞ」「彼はすごいんだぞ」と、アルバム「マザー・シップ」を全ての人に聴いてもらいたいと思った。
私はいまだにカラオケであの曲を歌っている。
あの小娘よりもきっとずっと多く歌っている。
あの曲を歌うべきなのは私だったッ!!
今、会場では花火が上がっているが、私にはあれはジミー・ペイジのギターへの賛美に映る。
神様、私に彼のギターを見せてくれてありがとう。
どんなアスリートの感動の瞬間よりも(笑)