人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ぽ子のホリデー

仕事が少ないから、休ませてくれたのだ。

降って沸いた休日。まるで神様からのクリスマスプレゼントのようだ!!

自分から言い出さなくても、休日の方からこっちに歩いて来たのだ。

これは休みの届けを出して休むより、はるかに嬉しい。

せっかくだから有意義に過ごすつもりが、昨日は平日にも関わらず酷い二日酔いになり、何もする気がなく、何も考える気にもならなかった。

もう休日なんて知らねー、こうなったらだらしなく過ごすぞ。

・・・という訳で、昨日も飲んだ。

気持ち良く夜更かしはしたが、酒は二日酔いであまり飲めなかった。

ダリの本を読んで悪い夢を見た。

今日はダラダラ過ごすつもりが、意外とスッキリ。

そっすか、そんじゃダラダラは午後からにしますよ。

とにかく洗濯だ。1週間分たまっている。

その上今日もグータラ過ごすつもりだったなんて、すんません。

ダンナのパンツと仕事に着て行くシャツがもうありません。

あぁ良かった、グータラを午後からにして。

洗濯機を回しながらパソコンでブログめぐりだ。

今日は午後も時間があるのだ。

いつもより時間をかけて、いつもより無駄に。あぁなんて素晴らしいの、時間があるって。

・・・洗濯物を干したら寝ていた。

まぁ昨日寝たの遅かったしね。

午後のために寝るんだよ。

・・・ところが。

ううっ??

ゴロゴロピー♪とお腹がメロディを奏で始めた。

眠い、お腹、眠い、お腹、お腹!!

トイレに駆け込み座ったところでピンポーン♪とインターホンがなった。

ゲゲッ、どうする??

「はぁぁ~~~いい!!」

とっさにトイレのドアを開けて、玄関に向かって叫んでいた。

「あ~、$#~%”’&・・・。」!!これはっ。

またも娘ぶー子の彼氏である。

先日私のセクシーショットを見せてしまった、彼だ。

私が次の返事をするよりも早くぶー子が部屋から出てきたが、私はついトイレにまた戻ってしまった。

「お邪魔します~。」と声を掛けられたが、私はトイレである。

スルーする訳にもいかないので、「・・・は~い・・・。」とトイレから蚊の鳴くような声で返事をした。

いつもタイミング悪いヤツだ。

つー事は、またリビングに入られるって事か。

掃除をしなきゃだ。

幸いぶー子が昨日結構片付けてくれたから、今日はちょっと細かいところを。

窓を拭いた。

外側を庭から拭いていたら、偶然斜め向かいの奥さんが外から帰ってきた。

「あ~、大掃除ですかー。ちゃんとやってるんですねぇ、すごい・・・。」と言われた。

タ~イムリ~♪

実はこの家にきてからまだ3度目の窓拭き(まだ1度も拭いてない窓だってある。つーかそっちのほうが多い)であったが、時間にして約5分、よくぞ今帰った!!

で、この奥さんトコのご子息もぶー子と同じ高校なのだが、いかにこの高校のガラが悪いかを口々に言い合っていた。

あ~、スッキリした♪と思ったのも束の間、ゲゲッ、ぶー子のカレシも同じ高校だった。

ぶー子の部屋は静まり返っている。

かなり興奮してデカい声で話していたが、聞こえてしまったか?

もしかして気を悪くして、静まり返っているのか?

「・・・今の聞こえた??」と急いでメールする。

しばらく間があった。怒ってるのか?

「・・・何の話??屁でもこいたんですか??」ホッ。

はいはい、もう屁でいいです、屁で。

そして屁コキ母はゲームをやってから、ガラの悪い高校に通う娘カップルに部屋を明け渡した。

私は寝室でうまそーな料理の本を読んでいたが、そのまま寝てしまった。

明日仕事に行ったら、1月の6日まで仕事は休みだ。

ロングバケーションである。

その間家事が滞る事が予想されるが、こんなに長い休みはこれまであっただろうか?

という事は、これまでになく荒れ果てた家になるという事だ。

ところでダンナが突然、食器洗い機を買った。

これは本来、働き者の奥様を助けるための物だと思うが、ウチの場合は明らかに違う。

恐らく「これ買うから、頼むからこの状態を何とかして」というところだろう。

嬉しいが不名誉なプレゼントであった(笑)