人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

遭難

夜だった。

私はエルを抱いたダンナと肩を並べて歩いている。

エルにはハーネスがつけられていて、お散歩モードである。

「どっちに行く?」家を出てすぐの突き当たりでダンナが聞く。

「こっちにしよう。」いつもと逆の方向に向く。

ずいぶん気温も下がり、もう夏の気配はどこにもない。

「嫌いな臭いだね。」キンモクセイの香りが漂っている。

「ホントだ。」ダンナが顔をしかめる。

エルはおとなしく抱かれている。

星空の下…。

で。

これはいつの記憶でしょうか?(泣)

ここだけしか覚えてないです…。